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内容説明
なぜ、人はほぼ当たらない宝くじを買ってしまうのか? なぜ、1980円の値付けが好まれるのか? コンビニがおにぎり100円セールを実施する理由とは? 身近な事例を通して、行動経済学の基礎がいっきにわかる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きみたけ
100
テレビでお馴染みの池上彰氏が監修した行動経済学の入門書。ページ数も少なく多くのイラストを掲載していてあっと言う間に読了。人間はしばしば非合理的で、利己的であるが利他的でもあり、矛盾した行動を取る、ということを前提にしたのが行動経済学。「サンクコスト効果」「アンカリング効果」「ヒューリスティック」「現在バイアス」「フレーミング効果」「ナッジ理論」など、用語は知らなくともテレビのCMやスーバーのポップ、施設の案内表示などでよく見かける手法だと分かります。本の内容の一部は先日テレビでも紹介されていました。2022/12/23
ちーちゃん
83
人間の感情や心の動きが経済にどう影響しているのかを知りたくて手に取りました。無意識に自分が取っている行動が専門用語で解説されており、行動経済学に基づいた行動なのだと気づかされました。どういう心理でそういう行動を取ったのかを見つめ直すキッカケになりました。また、ある企業のマーケティング戦略がどの行動経済学の理論に則ったものかを分析出来て興味深かったです。具体例やイラストが多く、ページ数もそんなに多くなく、解説文も簡潔明瞭で、行動経済学の入門書としてオススメ出来る一冊だと思います。2024/01/06
esop
66
池上彰氏の著作。 行動経済学の超入門書。 さすが、池上彰氏、平易な言葉で誰にでもわかりやすく!が伝わってくる文体。 安定して読みやすく、引き込まれる。 なるほどなぁと思ったのは「プロスペクト理論ー得をしているときはリスクを好まず損しているときは賭けに挑もうとする」 行動経済学、もう少し掘り進めたい。2025/01/04
ちくわ
55
【♪】運転中のaudibleで困るのはビビビときた時。書き留める事が出来ないのだが、記憶に頼ると上の空で事故りそう。些細な悩みだが。 では感想を…テケトーに選んだが、資格試験に関わる内容が多く驚いた。点と点が繋がる感触。ずっと違和感を憶えていた経済学が、心理学と融合し非合理的さの解明に取り組む姿が頼もしく思えた。ただ『池上彰』や『本物の教養』というワードは余計な撒き餌だろう、本書は純粋な入門書なので。次の経済学は非連続な時代に対応するため、統計解析=過去の延長線上に未来を慮る学問からの脱却を目指すのかな?2024/07/04
33 kouch
43
Audibleで。影響力の武器がアカデミックな基本書だとすると、こちらは応用編現代版といったところか。とても面白かった。1日5万回意思決定がこんな仕掛けで操作されていたのかと思うと少し怖い…ヒューリスティック、バンドワゴン効果、ナッジ理論の話が特に印象的。タニタの器に線を入れる発想、鳥居と日めくりカレンダーを組合せてポイ捨てをなくす発想は秀逸。 八王子市の検査キッドの実験も興味深い。何よりも民間でなく行政が果敢に行動経済学に取り組んでいることが素晴らしい。一方で個人情報も豊富なだけに恐ろしい気もするが…2023/07/14