岩波新書<br> 萬葉の時代

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岩波新書
萬葉の時代

  • 著者名:北山茂夫
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • 岩波書店(2022/03発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784004130918
  • NDC分類:210.3

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内容説明

「あをによし奈良の都は咲く花の…」とうたわれた白鳳・天平時代の古代人はいかに生きていたか.壬申の乱から説きおこし,天皇を中心とする当時の支配層内部の葛藤を暴露するとともに,その専制と戦乱の下で苦しむ人民の生活と哀歓を生き生きと再現し,萬葉集を生み出した時代背景を明らかにする.真に萬葉集を理解するための道を開いた名著.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

目次

序章 壬申の乱┴大海人皇子┴謀議┴東国へ!┴二つの戦場と軍士たち┴倭古京への凱旋┴第一部┴一 白鳳人の創造┴大夫┴立太子┴五節の田舞┴藤原宮┴大宝律令┴二 平城造都┴不改常典┴平城京┴行基┴三世一身法┴三 天平の人間群像┴長屋王の横死┴天平┴貧窮問答歌┴朱雀門の歌垣┴第二部┴一 国分寺の創建┴悪疫の天平九年┴国分寺┴相楽別業┴二 藤原広嗣の叛乱┴太宰府┴征西軍一万七千人┴伊勢行┴三 彷徨五年┴恭仁宮┴君臣祖子の理┴大仏発願┴山火頻々┴四 大仏開眼┴盧舎那仏への知識┴三宝の奴┴紫微中台┴大仏開眼┴第三部┴一 橘奈良麻呂の変┴遺詔┴廃太子┴太政官院庭┴雑徭の半減┴問民苦使┴二 萬葉の挫折┴恵美押勝┴家伝┴歌日誌┴三 天武系皇統の断絶┴保良離宮┴破局┴法王宮職┴宇佐八幡の神託┴結章 平安京への道┴山部親王┴「省レ官息レ役」┴遷都┴あとがき┴奥付

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

69
壬申の乱から平安遷都まで、白鳳・天平時代を通史として描いた一冊。といっても単に歴史を記述したものではなく人々の行動の説明に著者の主観が入っているため、歴史小説を読むような面白さがある。その為学術書としては異例の一気読みしてしまった。個人的には万葉集は古今等構成の和歌集に比べ人間の感情が生に表れている気がするが、本書に描かれたように頻出する政変や天災と照らし合わせると寄りその感が強まるなあ。もちろん通史としても教えられる事多く、あまり馴染みのないこの時代が生き生きと目の前に描き出される、そんな本でした。2024/02/23

Mentyu

2
壬申の乱後の、国家建設に向けてはつらつとした白鳳時代と、白鳳時代の名残と憧れをひきずりながら、疫病・災害・巨大事業・政争で官民そろって疲弊を極めて行く天平(奈良)時代。既視感がすごいぜ。2022/05/29

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