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内容説明
私たちの住む地球には,なぜこんなにも多種多様な生き物がいるのか? それらはどういうプロセスを経て今日のような形になったのか? 適応化,遺伝子の組み替えの謎,淘汰のメカニズムや,オス・メスの性差の意味,配偶をめぐる競争などについて,豊富な具体例とエピソードを紹介しつつ,「進化」のメカニズムの謎を解く.
目次
はじめに┴第1章 生物の多様性と適応┴種の多様性┴生活史・サイズその他における多様性┴うまくできたデザインや行動┴第2章 生命の長い鎖 つながっていく存在としての生物┴進化ということ┴生き物の定義┴遺伝子のもと DNA┴DNAの複製┴タンパク質の合成┴親から子へ┴ゲノムと遺伝子┴個体変異と進化┴化石が語るもの┴地球上のすべての生命のもと┴第3章 自然淘汰と適応┴適応が生じる仕組み┴個体変異┴個体群の増加┴資源をめぐる競争┴適応度┴自然淘汰の働き┴フィンチの嘴┴嘴の厚さの変異と遺伝┴誰が生き残ったか?┴アノールトカゲの足┴自然淘汰に目的はない┴進化は進歩ではない┴適応は万能ではない┴第4章 変異の性質と淘汰の種類┴変異の源泉┴点突然変異┴大規模な突然変異┴遺伝子の重複┴突然変異率┴有害か有利か┴組み替え┴淘汰の種類 安定化淘汰・方向性淘汰・分断淘汰┴中立な変異┴分子進化の中立説┴中立な変化の速度┴ヘモグロビンの鎖と鎖┴形態の変化と適応┴第5章 新しい種の誕生┴種とは何か?┴新しい種の出現┴種内変異とクライン┴輪状種┴異所的種分化┴同所的種分化┴種分化の速度┴南極海に住むコオリウオの仲間の進化┴種の多様性┴第6章 進化的軍拡競争と共進化┴アリとチョウの幼虫┴食う・食われる・食われないの軍拡競争┴花と動物┴果実と動物┴カッコウの托卵┴第7章 最適化の理論┴最適採食戦略┴餌場の防衛┴最適一腹卵数┴第8章 頻度依存による自然淘汰┴闘争とゲーム理論┴タカ‐ハトゲーム┴進化的に安定な戦略┴タカ‐ハト‐ブルジョワゲーム┴タンガニーカ湖の魚の曲がった口┴雄と雌の数 性比┴フィッシャーの性比の理論┴近親交配する昆虫の性比┴第9章 雄と雌はなぜ違う?┴有性生殖と無性生殖┴雄と雌┴性の起源の謎┴有性生殖の二倍のコスト┴赤の女王仮説┴性淘汰の理論 性差はなぜあるのか?┴ダーウィンの性淘汰の考え┴繁殖の速度と性比┴配偶者獲得をめぐる同性間の競争┴配偶者の選り好み┴第10章 進化の考えがたどった道┴博物学の伝統と新世界の発見┴リンネによる分類┴ペイリーのデザイン論┴進化の考え┴ダーウィン登場┴総合説の時代┴現代の発展┴おわりに┴図版引用文献┴キーワード
感想・レビュー
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