ことばの向こうに旅をして

個数:1
紙書籍版価格
¥1,320
  • 電子書籍

ことばの向こうに旅をして

  • 著者名:牧村朝子【著】
  • 価格 ¥1,188(本体¥1,080)
  • 産業編集センター(2022/03発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784863113213

ファイル: /

内容説明

言葉のその先にいる「人」がわかりたくて、カタコトの旅に出た。台湾で筆談した屋台のおかみさん、国を追われカリフォルニアで違法民泊するガール、バンコクで出会ったブチ上げガン盛りマッサージ師、治安の悪い歓楽街に降臨した、スキンヘッドにスリップドレスのバブリーなジャーナリスト――わかりあえるはずなんかない、でもやっぱり「わかりあいたい」。フランスでの国際同性結婚や、アメリカでのLGBTs取材などを経て、愛と性、言語や異文化交流のことについて書き続ける文筆家の牧村朝子がおくる、言葉、国境、文化、ジェンダー、イデオロギー、あらゆるものを飛び越えていく言語系旅エッセイ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tetsubun1000mg

13
滞在したり、訪れた外国での現地語や英語での会話を題材にしたエッセイという感じ。 冒頭の「羽田と成田を間違えた」で捕まってしまうが、外国での体験や会話で起こった自分の中の感情をひたすら著述したような内容。 まるで自分の気持ちを吐き出すような印象。 あまり読んだことが無いタイプのエッセイ集だった。2023/01/30

多津子

11
行動力と想像力が豊か。旅行記だと思っていたが、旅を通したアイデンティティに対するエッセイだった。最初の羽田と成田を間違える話が面白かった。旅の話を読む動機というのはいろいろある。知らない国の文化や人々の様子が知りたかったり、いつか行くときの参考にしたかったり、自分が行った場所を他の人がどのように感じたのかを知りたかったり。自分だったらどうするだろうと妄想旅行プランを組み立てたり。そうやって現実逃避してリフレッシュしたくて読むには適さない本だったが、自分にはない目線だったので色々と考えさせられた。2022/09/19

三色かじ香

4
他文化との接し方が上手な人だな、と思いました。行く先々で言葉を学び、感じ、ときには片言でコミュニケーションをとって様々な経験をする。文章を読んでる方も楽しくなってくる、出会えてよかったと思えるエッセイでした。2023/02/19

manami

3
こんなにパワフルな旅行記は、はじめて。いろんな国の言葉をさらりと体験する著者のエネルギーがすごい。「わたしは、生まれ直すようにひとり旅をするのが好きだ」という文章にとても共感。2023/05/30

ありんこ

3
旅の中で経験したことを、文章にしています。世界各国に行き、言葉が通じないで困った記憶がないため、牧村さんの気持ちがわかりませんが、今後は他の人と交流をもたなければ。2022/05/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19089375
  • ご注意事項