双葉文庫<br> ケータイをヤバい男に拾われて

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双葉文庫
ケータイをヤバい男に拾われて

  • 著者名:吉村達也【著】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 双葉社(2022/03発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
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  • ISBN:9784575525533

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内容説明

デパートに勤める野本尚美は美人で仕事ができ、まさに順風満帆だった。お天気の昼休み、新宿の公園にケータイを置き忘れるまでは。持ち去ったのはストーカー行為で会社をクビになって失踪中の中年ホームレス。頭は切れるがモラルに欠ける男はケータイを覗き見て狂喜した――そこには尚美の絶対に人に知られてはいけない秘密が保存されていた。不倫中の上司との裸の写真や淫らなメールの数々が。興奮したストーカー男はフルに悪知恵を働かせて生身の尚美に接近する! 必死の攻防、裏切り、直接対決……リアルな恐怖に震える、不朽の一気読みサスペンス!
※本書は2008年2月にハルキ文庫より刊行された『ケータイ紛失!』を改題し、再編集したものです。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆのん

58
個人情報満載の携帯。本書が書かれた頃はガラケー主流という時代。物語は美人で独身で仕事も出来る女性が携帯を落とす所から始まる。この携帯、ヤバいメールや写真、音声が入っているから大変。しかも、拾ったのは過去にストーカー行為で会社を追われ、家族にも去られ、借金取りから逃げホームレスになった男というのだから本当にヤバい。吉村達也作品は悪が勝ってしまう作品もあるのでドキドキしながら読んだ。最低男が2人も出てくるこの作品。吉村達也らしくて満足。2022/07/16

えみ

46
本を読むことで他人の人生を疑似体験することができるが、命の危機と同じだけの恐怖、これ以上ないのでは…と思うほどの人生の絶体絶命、この「ヤバい」はできれば一生知らずにいたかった。顔の見えないストーカーの超変態的アプローチほど、絶望を色濃くするものはない。だすな、なめるな、ちかづくな!一秒後、人ってどうなるかわからないよね。の最狂を知ることができる一冊。仕事ができるクールビューティな彼女、野本尚美。憧れの的で順風満帆の人生。のはずが急転直下、ケータイ紛失から人生の破滅に陥る。これが本当の怖い話。3日間の恐怖。2025/08/02

たぬ

18
☆4 危機管理意識があまりにも低すぎる。あんなことやこんなことの写真やメールを大量に保存している携帯電話にロック機能をかけてないのもそうだしマンションが1階なのもダメ。私みたいな残念顔ですら1階は避けるんだからさ、あなたみたいな美人が1階なんて言語道断でしょ。自分の美貌が相手にどう作用するのかもっと自覚したほうがいい。ストーカー男も気色悪いけど不倫相手の部長もクズだな。バッドエンドも当然の結果か。2025/08/07

じーつー

9
タイトルから想定されるストーリー、『スマホを落としただけなのに』と一緒やん。 読み始めて設定も同じ感じやん。 と思ったけど、こっちはなんとスマホじゃなくてガラケーだった。 2008年の刊行。 そう考えるとすごいな。 当然スマホに比べたらガラケーの方が含まれている情報量は少ないとは言え、それでも落としたら本当に恐怖と言うか悲惨だ。 スマホって確かちょうど2008年くらいに出始めてた気がする。 当時は持ってる人も周りに全然いなかったけど。 『スマホを~』みたいなメディア展開とか無かったのは時の運なのか。2022/04/22

こばゆみ

7
2008年に刊行された「ケータイ紛失!」を改題・再編集したもの、てことで、ガラケー全盛期の用語がひたすら懐かしかった。ただ紛失した時の大変さはスマホと変わらないと思うけれど、ガラケーを持ったことない世代にはピンと来ない描写も多いだろうな〜と感じた(^_^;)。2022/05/27

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