内容説明
阪神の指揮官を退いた後、野村克也にはほとんど触れられていない「空白の3年間」があった。シダックス監督への転身、都市対抗野球での快進撃、「人生最大の後悔」と嘆いた采配ミス、球界再編の舞台裏、そして「あの頃が一番楽しかった」と語る理由。当時の番記者が関係者の証言を集め、プロ復帰までの日々に迫るノンフィクション。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
きみたけ
116
とても良かったです。阪神監督辞任後、シダックスの監督を務めた野村克也監督の3年間に敢えてスポットをあてたルポ。著者は当時報知新聞でアマチュア野球担当としてシダックスの野村監督を取材していた加藤弘士氏。のちの楽天監督時代に「あの頃が一番楽しかった。。」と振り返ったというシダックスの3年間を、自身の記者としての体験談とともに多くの関係者の取材も交えて紹介。ちまたにあふれる「野村本」にはシダックス時代の記載が少なく、監督の知られざる「空白の3年間」に触れることができる貴重な一冊です。やはりノムさんは偉大です。。2022/12/11
ma-bo
89
阪神の監督辞任から、社会人野球のシダックスの監督を務めていた時代を中心に楽天監督に戻るまでのノンフィクション。プロに入った野間口、武田(勝)、森福各選手とのエピソード、その他野村監督の指導を受けた選手達との出会い。そして知らざれる監督の苦悩、取り巻く人たちのドラマ。あまり知られていないシダックスでの3年間の事を知れたのは貴重。そして丁度、球界再編騒動の時期と重なってたんだなあ。水面下でホリエモンと会っていたり、シダックスの球団話があったり、そしてシダックスの監督になるまでの空白の11カ月間の秘密は衝撃。2022/08/29
しげ
87
報知新聞で野村番記者を務めた著者のノムさん回顧録、後にプロ入りする野間口投手、武田投手、森福投手等とアマチュア日本一を目指した3年が語られています。ノムさんが楽天監督となった後にシダックス野球部が廃部となっていたのを初めて知りました。複雑な心境でプロ監督を引き受けたと思います。野村克也−野球=ゼロ、野村克也−沙知代=ゼロ、番記者の野村愛とノムさんの野球愛を感じた一冊でした。2023/05/16
nonpono
77
90年代のヤクルトスワローズ、監督が交代したら万年Bクラスのチームが、ついには日本一となった。その監督が野村克也だった。ヤクルト時代、輝かしい実績を積んできた野村監督だが、夫人の脱税事件や成績不振により、阪神の監督を追われるが、社会人野球チームのシダックスの監督の依頼が舞い込む。1つの組織が、都市対抗野球優勝という夢に向かって挑む過程が描かれていく。今、監督の教え子達が少年野球からプロ野球の舞台まで、指導者として活躍している。「人を遺すのが仕事だから。」と言っていた野村監督の源流をかいまみれる一冊である。2023/03/29
しげき
69
妻サッチーの不祥事もあり、阪神をクビ同然で辞任した野村監督。そんなドン底の中、社会人野球チームシダックスの監督に就任。そこでの3年間が描かれたノンフィクション。監督として頂点を極めた男が、プロとかアマチュアとかは関係なくひたむきに野球に向き合う姿はすごくかっこいいです。メディアを通してのイメージはブツブツうるさいおじいさんって感じでしたが、本当は人間味溢れる心優しい人なんだと思いました。2022/08/08
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