内容説明
江戸の長屋を舞台に、当代を代表する作家たちが描いた、笑って泣ける人情絵巻。
新しいショートショートの世界をご堪能くださいませ。
江戸時代――。それは日本の歴史のなかでも稀有なほどに、
人と人が肩を寄せ合い、互いに助け合った時代。
そこには日本人の原風景ともいえる情緒が溢れていた。
長屋に集う住人たちの日常あれこれを、7人の名手が描く掌編競作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
73
ホロリとさせられる人情話良かったです。2023/12/23
真理そら
63
神田講談町の保呂利長屋が舞台。吉森大祐、岡本さとる、泉ゆたか、輪渡颯介、稲葉稔、三國青葉、風野真知雄の七人による18編の競作短編集。三國さんのようにシリーズの番外編のお話もあったり、同じ長屋で展開されるそれぞれの作家さんの個性を読み比べることが出来て楽しい企画。2022/03/19
けやき
54
時代小説ショートショートの共作集。吉森大祐さんの「あまやどり」がベスト。稲葉稔さんの作品は結末にひねりがあった。三國青葉さんのシリーズものの番外編はずるいと思いつつもシリーズものも読みたくなった。風野真知雄さんの作品は他作品共通の長屋名がなかったがやはりうまかった。2022/03/31
ぽろん
45
タイトル通り、どの話も短く、最後にホロリとくる。風野さん以外は、作者は、違えど同じ長屋というのが嬉しい趣向。一番嬉しかったのは三國さんの損料屋見鬼控えの番外編に出逢えた事!輪渡さんのあのお父さん、笑った〜。2022/05/05
ひさか
38
小説現代 2021年10月号の特集:五分後にホロりと江戸人情を2022年3月講談社文庫化。小説現代と同じ三木謙次さんの表紙と挿絵。驚きのわくわく企画です。7人の作家の18の連作短編で綴る保呂里長屋の人情もの競作は多彩で面白く楽しいです。稲葉さんの話の続きが気になるなぁ。三國さんのファンタジックな世界の後では、隠居の振舞いにも違いが出て連作する方はさぞや大変でしたでしょう。又十郎と天音が登場する三國さんの損料屋見鬼控えシリーズも読んでみようと思います。2022/07/15
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