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内容説明
「のど自慢」「ふるさと歌まつり」「紅白歌合戦」の名司会で日本中を熱狂させた、昭和を代表するアナウンサー、宮田輝。だが、なぜか評伝らしきもが書かれたことがなかった。田中角栄に口説かれ、NHKを定年前に退職して、参議院議員になったことがその理由なのか? それとも……。本書は未亡人の恵美さんに信頼された筆者が、宮田家から膨大な資料の提供を受け、初めて挑んだ本格評伝。宮田が歩んだ道のりは、まさに昭和の日本そのもの。数々の番組の裏話や著名人のインタビューもあって、エンターテインメントとしても楽しめる1冊。みのもんた氏など他局の後輩アナウンサーの目標ともなった宮田の司会術の奥義も面白い。古き良き昭和を切り取った力作。
目次
序 章 宮田輝伝説
第一章 宮田家の人々
第二章 太平洋戦争前後
第三章 縁(えにし)
第四章 ラジオメディアの時代
第五章 テレビジョンに挑む
第六章 人間 宮田輝
第七章 十六年はひと昔
第八章 参議院議員 宮田輝
第九章 祭りのあと
あとがき
宮田輝関連年表
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
hitotak
10
宮田輝は『紅白』の司会を15回担当した昭和の名アナウンサー。俳優や歌手のように後に残る作品がある訳ではなく、世代が違うとその活躍も伝わらないが、宮田自身の企画で毎週地方から公開放送された『ふるさとの歌まつり』での徹底した取材と観客への心配りが伝わる印象的なエピソードが紹介され、宮田の名司会ぶりを知ることができた。著者はNHKアナだが全く世代が違う。宮田との面識はないが、綿密な取材を重ね、アナウンサーとしての功績と、宮田を支えた妻との二人三脚の姿をよく伝えている。この偉大な先輩への敬愛の念にあふれた一冊だ。2025/01/07
nishiyan
10
NHKアナウンサーとして今も続く、のど自慢や紅白歌合戦の司会を務め、参院議員に転身してからは昭和記念公園整備に尽力した宮田輝の初評伝。NHKの後輩である著者の筆致からは宮田輝氏への多大な敬意を感じる。同期の高橋圭三アナウンサーとの関係や対比は興味深い。公開放送を担当することが多かった宮田輝氏は徹底した取材に、そこにブラウン管に向かってだけでなく、現場の観客を巻き込んで番組を作り上げていく様は印象的だった。政界転身後は選挙制度と自民党内の力学に翻弄されるも仕事を残せたのは本人にとってはよかったのだろう。2023/02/17
あまたあるほし
2
まさかの河口慧海登場。2022/05/20
とおる
1
宮田輝に対する敬愛が伝わってくる本だった。著者はアナウンサー。偉大な大先輩のその偉大さの所以を知りたいという思いで、徹底的に取材して書いた労作。そんな偉大な大先輩に肉薄したいという熱意が持てることが羨ましくもあった。2022/12/31
バンドウタロウ
1
政治家としても、ちゃんと実績を残していたんですね2022/08/14
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