内容説明
セックス中毒の僕は、毎晩カウンセリング集会に通い、中毒から抜け出そうと悪戦苦闘してる。だけど、知り合った売春婦や教師やナースたちの誘惑をやっぱり僕は断りきれないんだ。だって、セックスより気持ちいいことなんてこの世にあるかい? しかも、ママがいかれてしまって月に3000ドルの入院費を払わなきゃならないんだ。世の中うまくいかないね。しかたなく、僕は毎晩レストランに出没し、「ある演技」をして金を稼ごうと思いついたんだけど……『ファイト・クラブ』で一躍スターダムにのし上った著者が描く型破りで切ない、愛と友情とセックスと親子の物語。全米ベストセラー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
harass
49
相変わらずのグロテスクな現代社会のトリビアをかき集める芸風に感心しつつも正直ちょっと飽きた。『インビジブル』と続けて読んで慣れるか麻痺したせいか。セックス中毒の主人公は、正気ではない生みの母親の医療費月三千ドルを稼ぐために、ある行為を行っていた。表題の意味はこれかと途中で驚く。ねじれた発想に驚き呆れる作品。またこの小説の母はサラ・コナーを連想する…… 強くはオススメしないが作家のファンであれば。この作家の未邦訳作品が多いので原書で読むしかないかなと諦めている。最近『ファイト・クラブ2』を出したらしい。2016/10/10
GAKU
23
初めて読んだ「サバイバー」が私には全くダメでした(こちらも感想アップしています)。しかしこの作家さんAmazon等のレビューが高いのでもう一度チャレンジしてみようと、かなりくだけた内容を選び読んでみました。また、また、ダメでした。この人の文体と、今一とらえどころのないストーリーテリングが私には合わないんだろうな。まぁ、こういうこともありますよね。残念!2015/08/29
kazi
10
エグい本読みたいと思って借りてみたけど全然面白くなかった。訳のせいかわからんけどめっちゃ文章読みにくい。2020/02/25
KA
5
同名映画化されているのですが、その邦題は『セックス・クラブ』です...2022/01/30
ほしの
3
読書をしているときはいつも独りでいるときなんだけれども、こんなにもその孤独に寄り添うかのような小説は久々、もしくは初めてかもしれなかった。主人公も孤独であり、生の実感を求めて肉体的にも精神的にも苦しんでいてそして倒錯していてほんでもって臆病で。でも小説の最後は泣きそうになった。いや泣いてたかも2016/04/12