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内容説明
社会学と出会うと、自分も世界も違って見えてくる! 本書は、従来の教科書のように理論や概念を暗記知識のようには取り上げない。著者の実体験や、映画・文学などの具体的エピソードをもとに、社会学の勘どころをかみくだいて紹介し、生きた学問として体感するための一冊である。内田樹氏推薦
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みっくん
32
社会学の概念を使って具体的な事象を考察してる。著者は30年にわたり小、中、高校の教師をしてきたとのことで、内容も非常に分かりやすい。社会を知って自分を知る。まだまだ自分が何者かわからない。。。w2017/02/25
funuu
15
私たちは何らかの集団に準拠しながら行為をしていると、マートンは言う。何を犯罪とみなすかは社会における共同意識によって決定される。見えないものを見せてくれる。知とふれあう喜びはそこにある。2015/07/19
りょうみや
14
摘み読み。著者の赤裸々な体験談や具体例が8割以上で、社会学的な解説が2割以下の本。社会学の入門書としては正直物足りないが、講義で聞くのなら、教科書的な解説よりも本書のスタイルの方が飽きずに面白く聞けるのだろう。2018/10/16
かつどん
10
社会学とは、社会現象の実態や、原因、因果関係を解明するための学問。深く知る為の思考枠組みを身につけていけたら、見逃してしまっていた物事の面白み、素晴らしさを知り味わえるようになる。人生がより色鮮やかになると感じます。言い換えると、人は無意識的に内的要因や外的要因によって、一方的なものの見方をしてしまう習性がある。本書は、著者のお恥ずかしい体験(笑)を添え、△△というテーマを社会学者◯◯の□□というものの見方から考えよう、と進む。私は社会学という学問を、「次の1歩をどの向きに踏み出すか」の為に活用したい。2017/04/08
Gatsby
7
岩本先生のこの本は、難しいことを簡単に説明するというのとは少し違う感じだ。難しいことを、分かりやすい例を引いて説明している。私はひねくれ者だから、あまりわかりやすく説明されると、馬鹿にされた気がして嫌なのだが、例がわかりやすいというのは好きだ。そして、そのたとえ話には、筆者の人柄がよく表れる。岩本先生は、会ってもいないのだが、間違いなくいい人だと思う。生徒や学生を相手にこんな話をしてもらえれば、すぐにファンになるだろう。2015/07/05