ゼネコン5.0―SDGs、DX時代の建設業の経営戦略

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ゼネコン5.0―SDGs、DX時代の建設業の経営戦略

  • ISBN:9784492762592

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内容説明

「技術があれば、仕事がくる」はもはや通用しない!

戦略を考えても仕方がない?
”横並び”だった業界に求められる変化と”勝ち筋”の考え方

「業界OS」のアップデートが求められる関係者待望の「経営戦略」の教科書

本書では、これまで業界・企業のあり方を左右してきた「業界OS」の議論が、
企業価値最大化に向けたアップデートの出発点となるように努めています。


【主要目次】
第1章 建設インフラ・建材業界の概観
 ゼネコンの歴史と変遷
 建設業界の構造
 国内建設市場の成長性
 国内と海外の違い
 新たな技術

第2章 建設インフラ・建材業界の最新トピック
 デジタルテクノロジー
 SDGs、素材循環
 ゼネコンの機能化(ソリューション提供への進出)
 ストック・リニューアル

第3章 ゼネコンの抱える課題
 よく耳にする「課題」
 土木・建築の特徴
 真の課題=わが国建設業界の「業界OS」
 業界OSの副作用による「二重苦」
 もう1つの論点:建設業界は本当に特殊なのか?

第4章 日本のゼネコンの戦略オプション
 国内市場における戦略オプション
 土木の戦略オプション
 建築の戦略オプション
 新規事業開発の戦略オプション

第5章 ゼネコンに対する処方箋
 物流施設における事業戦略
 フロントローディング
 標準化
 施工計画書作成の刷新
 技術の棚卸
 品質問題対応
 古くなった「業界OS」の先へ

コラム ゼネコンの文化・風土 ①建設業界は特殊な業界
コラム ゼネコンの文化・風土 ②全能型リーダーが部下を従える
コラム ゼネコンの文化・風土 ③マネジメントの自前主義
コラム 製造業を知る ①建設業界人の製造業のイメージ
コラム 製造業を知る ②製造業事例から建設業界の設計レベルを知る
コラム 製造業を知る ③製造業の情報システム投資失敗事例を活用
コラム 土木現場訪問記

目次

はじめに
第1章 建設インフラ・建材業界の概観
ゼネコンの歴史と変遷
・ゼネコンの原型~労役から職業組織へ~:古代~幕末
・プレ・ゼネコン~オープン化と混乱期~:明治初期
・ゼネコン1.0~セメントと鉄の時代~:明治末期~大正
・ゼネコン2.0~建設行政の始まり~:大正末期~終戦
・ゼネコン3.0~技術力がゼネコンの武器に~戦後~平成
・ゼネコン4.0~業界慣習から抜け出せるか~:平成~令和
建設業界の構造
・多重下請け構造
・ピラミッド構造と「ダイヤモンド構造」
国内建設市場の成長性
・セグメント別の建築市場の動向
・セグメント別の土木市場の動向
国内と海外の違い
新たな技術
・デジタルによる生産技術の革新
・技術による企業価値向上の時代へのシフト

第2章 建設インフラ・建材業界の最新トピック
デジタルテクノロジー
SDGs、素材循環
ゼネコンの機能化(ソリューション提供への進出)
ストック・リニューアル
第3章 ゼネコンの抱える課題
よく耳にする「課題」
土木・建築の特徴
真の課題=わが国建設業界の「業界OS」
・合理的な行動様式の結晶としての「業界OS」
・アップデートされないOS
業界OSの副作用による「二重苦」
・契約の不透明性
・価格形成の機能不全
・各種知見の受注サイドへの偏重
もう1つの論点:建設業界は本当に特殊なのか?
第4章 日本のゼネコンの戦略オプション
国内市場における戦略オプション
土木の戦略オプション
建築の戦略オプション
新規事業開発の戦略オプション
・「プロシューマ―」の存在感向上
・多品種少量のハードル低下
・所有からシェアへ
・労働からの解放
第5章 ゼネコンに対する処方箋
物流施設における事業戦略
フロントローディング
標準化
施工計画書作成の刷新
技術の棚卸
品質問題対応
古くなった「業界OS」の先へ
おわりに
著者紹介

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

TK

3
現在のゼネコン業界をコンサル視点で分析した著書。構造的に業界分析・個社分析がされており、現状を大まかに掴むには十分(素人としては)。将来的にどう進むべきかの戦略提案部分は選択肢を各要素ごとに記載していたが、具体的に何か1つ書いてもらえると読み物として面白いなと思った。どの業界でもそうだろうが長く続く業界は、イノベーションのジレンマ的な事象が起きていること(物流施設やサブスク的なモデル)、短期的に結果を求められる(長期で戦略を考えられない)ことから構造が変わらないのだなと感じた。2025/08/21

K

1
読んだ感じ建設業界へのBIM普及は難しい気がしてきたぞ。施工計画書の刷新が必要というのはとても同意。2023/01/03

Mari

0
建材の営業担当として、建設業界の課題について勉強しようと本屋で出会った本。探してもこういった本は少ない。コンサルの方が体系づけて書いており、概論を勉強したい人にはおすすめ。前半のゼネコンの成り立ちや歴史、企業分析、課題の紹介は非常に役に立つ。筆者も記載の通り、解決策についてはあっさりだが、内需が伸びない中での事業領域拡大等は、建設業だけでない共通のテーマであり、自社の課題と照らして考える機会にもなる良い本。今後も見返したい。2023/01/03

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