- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
松尾芭蕉が「奥の細道」の旅に出て300余年。世界を旅した著者がたどる旅に出た。史跡を訪ねる旅のなかで、何を感じ、何を思うか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
つちのこ
39
「おくのほそ道」の行程図を見ると、東京から大垣までの行程で、過去の私の歩き旅で3分の2ほどを歩いていることを知った。道中で芭蕉の句碑をいくつも見かけたが、この道が「おくのほそ道」だったとは露ほども知らず、まったく興味もなかった。本書を手に取ったのはそんな無知を補うためと、いつの日か残りの行程にチャレンジしてみたくなったからだ。しかし、1日1時間程度しか歩かない(歩けない)弱腰の著者のスタンスとバスやタクシーを確保するための記述の多さに辟易。芭蕉の名句と旅の醍醐味を感じないままストレスを抱えて終頁を閉じた。2026/03/07
雲をみるひと
31
海外での貧乏旅行で有名な作者がおくのほそ道の行程を辿った旅行記。おくのほそ道の行程といってもバスや鉄道利用がほとんどで歩行をほぼしていないことに加え、海外と違い国内ではハプニングがほぼ起きないことから淡々と話が進む印象。何度か強調されているバス接続の大変さがやけに印象に残る。旅ではなく時折出てくるおくのほそ道の分析を前面に出してもよかったかもしれない。2022/04/29
yyrn
26
最近の旅レポ的に芭蕉の旅を紹介するとこういう本になるのだろうか。旅の先々で読んだ句の考察もあるが、むしろ電車やバス、徒歩(原則一日1時間だけ)で芭蕉の足跡をたどった移動?記で、その途中で起こるトラブル(主に乗継ぎの悪さ)をいちいち取り上げるので、ああなるほど、そうだろうなという感想は持つが、企画ツアーのハウツー本とみれば面白いが、しかし、芭蕉の心情に触れたいのであれば(乗継やほかの仕事の都合などで飛ばさず)歩く箇所を優先すべきだったと思う。なお、行政界を越える路線バス移動のテクニックは参考になったw。2022/09/11
kuukazoo
14
アジアバックパッカー作家という認識だったので、あなたが『おくのほそ道』ですか?というのが第一印象。彼も60歳半ば。さすがに全行程徒歩は困難なので、路線バスや電車を使いつつ芭蕉が歩いたらしい旧街道を1日1時間歩く旅。いろいろ縛りが多く旅程を組むのが大変で、そのへんの苦労話が多い(スケジュール調整がうまくいかなかったのか、冬の北陸を旅する羽目になったのは何故としか)。そのせいか『おくのほそ道』と『曾良旅日記』を比較しつつ、旅の裏仕事を一手に引き受けた曾良への思い入れが強いのが面白い。曾良関連本は読んでみたい。2022/06/25
アメヲトコ
11
2022年刊。私事ですが、学生時代に自転車でおくのほそ道全線をたどったことがあります。下川さんは色々と徹底した旅が持ち味なので、どんな旅をされたのだろうと期待して手に取りましたが、本書では歩くのは1日1時間のみ、しかも使う交通手段もどんどん解禁、雲巌寺や月山などハードそうなところはパスなど終始グダグダ。下川さんも年を取られたなと残念に思いました。2026/05/04




