内容説明
堅物娘の伊予が「からぬけ長屋」の大家から聞いたのは、腕はいいが店賃をまったく入れない「困った店子」こと落語家・烏亭邑楽の話。同じ剣術道場の仲間である大家の力になるべく長屋に殴り込み、邑楽に店賃を払わせるため押しかけ弟子になることに。ぐうたらな邑楽のしりを叩きながらも弟子として落語の練習に励むが、実は邑楽に弟子入りした本当の理由があり――。笑って泣ける、愛と人情たっぷりの時代小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
み
18
初読みの作家さん。さくさくと何となく読了。2022/04/03
しぇん
11
噺は全く嗜まないけど、何か面白そうかもと惹かれて購入。時代小説かつ人情物語の側面が強いかんじですね。師匠の正体は最初からあからさま過ぎて隠してもなかったので何も思いませんでしたが、まぁそこが主軸ではないので。個人的にはもう少し何かあれば楽しめたかもと2022/03/21
しのぶ
2
新たな出逢いを求めて読んでみました。勝気でお転婆な剣術道場のお嬢さんと、男っぷりもよければ芸も達者な噺家という取り合わせ。定石通りな筋立てに安心感あり。言葉選びのそこここに「今風」だなと思う箇所があったのが気になったけど、書き手も読み手も更新されて、「スタンダード」もこうして徐々に塗り替わっていくのかな……などと思うなど。基本が池波正太郎(ごく稀に司馬遼太郎)育ちなもので。2022/08/23
ぢぢぃ
1
出番ですよー2022/11/18
keycoba
1
☆☆☆★2022/09/02