内容説明
音楽は心身にどのように作用するのか?
どうすれば音楽の力を最大に生かせるのか?
音楽は医療の代替になり得るのか?
最先端の研究により、音楽の本当の力が解き明かされる!
音楽は健康の役に立つ。その効果は、これまで各種研究によって証明されてきた。
本書は、この分野を国際的にリードする神経科学者ステファン・ケルシュにより、
私たちの脳、感情、身体に音楽がもたらす効果とその根拠をわかりやすく説明している。
さらにその学問的知見を誰でも応用できるよう、健康のための実践的アドバイスも満載。
「感情のカルテット理論」からわかる音楽の驚くべき効果とは?
巻末には著者と親交の深い気鋭の脳神経科学者・大黒達也氏による解説つき。
●音楽の癒やしと、年齢や音楽教育は関係するのか?
●音楽はどのように幸せや健康、そして治癒プロセスを促進するのか?
●レジリエンスの高め方は?
●脳卒中、アルツハイマー型認知症、パーキンソン病、自閉スペクトラム症患者に対する実践アプローチは?
●BGMをうまく活用するには?
●物事を効率よく学び、上達するには?
●ネガティブな感情を減らすには?
●楽器演奏やダンスの驚くべき効果とは?
●4つの力とは何か?
音楽はさまざまな形でさまざまな病気の予防と治療に用いられるようになり、
健康分野の中に新たな研究領域を打ち立てるまでになった。
本書でステファン・ケルシュが挙げる多数の実例を読めば、そうなった理由がわかるだろう。
また本書では、日常の中で音楽を健康に役立てる方法について、誰にでも実践できるアドバイスも紹介している。
治癒と健康のために従来医療以外の方法も考えてみたい――そんな人にお届けする一冊だ。
目次
◆序章 音楽は健康に作用する
◆第1章 音楽のない世界は人間のいない世界
人間は音楽がなければ進化のかなでつまずいていた
人は誰でも生まれ持った音楽センスがある
音楽と言語の脳内処理
私たちの活動が脳を形作る
◆第2章 音楽と感情
音楽はどのように感情を引き起こすのか?
ホルモンたちが踊りだす
治癒の邪魔者を追い払え
◆第3章 感情が動くとき脳では何が起こるのか?
脳で感情が生じる仕組み
【1】活力不余計
【2】快楽・渇望・痛み系
【3】幸福系
【4】潜在意識
感情とは何か?
◆第4章 音楽は病気にどう効くのか?
脳卒中
アルツハイマー型認知症
パーキンソン病
自閉スペクトラム症
◆終章 音楽の力を生かす方法
音楽を使った瞑想
音楽を使った運動
音楽の副作用と注意点
ネガティブな環状になったときの応急措置
感想・レビュー
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きみたけ
ミライ
古民家でスローライフ
kyobei