内容説明
●天才デジタル相が現時点で語る、これからの未来のことと、そのために私たちができること
・デジタル化、ネットワーク化が進む一方、SDGsのような地球規模の課題がある現在、オードリーさんが考える未来と、それに向けて私たちができることをまとめました。
・まったく新しい世の中が訪れようとする今、オードリーさんの言葉は「誰一人取り残さない」世の中のためのメッセージがつまった1冊になっています。
・これからの世界を知りたい方、今後の社会で何をすべきかを考えたい方は必見です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねこ
141
台湾の現デジタル大臣のオードリー•タンの著書。自身はオープンソースです。著作は持ちません!と発想からして突き抜けてる。それでいて物腰が柔らかい。素晴らしいなぁ。日本のデジタル大臣が霞んで見えます。AIはターミネーターのような権威的知能ではなく、ドラえもんのような補助的知能が理想だと私たちにも分かりやすくユーモアも交えて語ります。最後にあったQuestion(質問)。これからの世界を生きていくために、持っておきたい価値観はありますか?Answer(答)。社会が用意した脚本通りに振る舞わなくてもいい時代です。2024/04/21
イスタ
92
タンさんは自分の著作を持たなく誰でも彼女の話を広めることが出来、転載・二次利用もOK。Q ニュースを見ると世の中がどんどん悪い方に進んでいるような。これからの社会のためにできることは?A ニュースが報じているのは「結果」で、それを変えるのは 不可能。「問題が発生する前に防ぐ」能力は、全ての人に備わっている。再び同じような問題が起こらないようにするため、どうしたら良いか考え行動すること。たとえ小さなことしかできなかったとしても、あなたが何かをしたことにより、きっと未来には同じような問題が起こらなくなる。2022/05/15
ムッネニーク
72
55冊目『まだ誰も見たことのない「未来」の話をしよう』(オードリー・タン 語り、近藤弥生子 執筆、2022年3月、SBクリエイティブ) 35歳という若さで蔡英文政権のデジタル担当大臣に就任した天才プログラマーが、自身の考える「未来」のヴィジョンについて語った教養新書。 古い考えに固執せず台湾のデジタル民主主義を推し進めた氏から学ぶことは多い。 〈私が思うITの強みとは、“新しく何かが発明された時、それをとても簡単に、ほとんどコストを必要とせず、他の場所にいる人に使ってもらうことができる“ということです〉2025/07/16
けんとまん1007
72
タンさんに関わる本は何冊目だろう?既読のものと重なる部分も多いが、定期的に触れたいと思う。自分自身を見つめ直すために、とても有用だと思う。平易な言葉で、一つ一つ丁寧に語られているが、首尾一貫した姿勢には、いつも感じるものが大きい。技術を技術として使うのではなく、あくまで道具の一つとして使うからこそ、現状がある。そして、誰も取り残されない社会のためには、状況が厳しいところから順に対応していくという思想が、同感で嬉しくなる。ここが、この国の思考と違うところだ。2023/03/11
ハッシー
70
★★★★☆ 良書。台湾の先進的な政治的取り組みや、著者のオープンで公平無私な生き方を知れただけでも読んだ価値があった。日本の事情を非常に良く理解した上で日本人に分かりやすく語りかける謙虚な姿勢にも感銘を受けた。著者のような若くて先進的な人物を政府に引き入れるような懐の深さを持つ台湾が羨ましい。パソコンも使えないようなサイバーセキュリティ大臣が任命されるような日本では考えられないことだ。オープンガバメントにより政府の資料は公開され、多くのソーシャル・イノベーションを生んでいる。日本も見倣うべき。2022/03/26
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