内容説明
最古作、未発表作を含む単行本未収録作品集。
表題作「夜風の縺れ」は、1955年9月に発行された同人誌「運河」第1号に収められていたもので、従来、色川作品最古といわれていた「小さな部屋」(1956年9月「文学生活」初出、『色川武大・阿佐田哲也 電子全集7』所収)よりも古く、『怪しい来客簿』(『色川武大・阿佐田哲也 電子全集1』所収)の「門の前の青春」にもつながる貴重な作品。
さらに、杉民也名義で書かれた「寝心地よいアスファルト」、歴史小説「影にされた男」「覇城の人柱」などの新規発掘作品8篇と、1985年に記されたまま公表されていなかった未発表の「日記」を収録。
加えて、『色川武大・阿佐田哲也 電子全集23』に収録された30篇の単行本未収録小説・エッセイを網羅した、ファン待望の1冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろし🙈🙊🙉
0
40編の単行本未収録作品集。うち1編は未発表の草稿。 阿佐田哲也名義のエッセイも。 5つは短編小説で、1955~'64年の作品。 他は1956~'89年のエッセイなど。 懐かしい。雰囲気のあった作家さん。 P+Dシリーズは初めて読んだが、老眼の身には読み易いかも。2026/08/09
バールの様なモノ
0
色川文学の文体が心地良く、藁に包まれたような気分になった。2022/12/16
ライム
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初期の短編と80年代のエッセイの組合せです。短編では著者お得意の、(やむにやまれぬ事情があって人を欺かざるを得ないその顛末)をテーマに書いています。そういうテーマだと殺伐したラストになりそうだが、本作には優しい終り方の話があった。「私一人騙せたんなら次々とだませばいいわ。生きてりゃ面白い事なんかたンとある。苦に病んだら損なのよ」2022/06/12
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