系統樹をさかのぼって見えてくる進化の歴史

個数:1
紙書籍版価格
¥2,860
  • 電子書籍
  • Reader

系統樹をさかのぼって見えてくる進化の歴史

  • 著者名:長谷川政美【著】
  • 価格 ¥2,420(本体¥2,200)
  • ベレ出版(2022/03発売)
  • ポイント 22pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784860644109

ファイル: /

内容説明

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

この十数年で急速に明らかになってきている、生命がたどってきた進化の歴史。地球上にいるあらゆる生物は、ひとつの共通祖先から進化して、300万種以上に分かれたと考えられています。ヒトにいちばん近いチンパンジーはもちろん、カエル、クラゲ、キノコ、そして高い山に人知れず咲くシャクナゲも、ヒトとの共通祖先から分かれてそれぞれ進化してきたのです。本書は、系統樹を用いてヒトの祖先を15億年さかのぼり、進化や種分化の歴史、生物の多様性などを“体験”する科学ビジュアル読み物です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

42
先生のマンダラ(数種どれも小田隆さん画、木村デザイン事務所デザイン)を初めて見た時、わかりやすくて笑ってしまいました。系統樹には様々なデザインがあり、分かれ目も共通祖先や固有祖先の末端枝の位置に諸説があるため単一ではなく、そのせいで一般人は混乱してしまったりもするんですが、はじめの一歩としてこの本は大変楽しめる一冊だと思います。私があまりにも楽しそうに読んでいるので夫娘がのぞき込み、パラ見して去っていきました。このマンダラをコンピュータグラフィックスで3Dアニメにしたら絶対もっとわかりやすい!2024/04/05

姉勤

41
従来の人間を頂点とした縦に伸びる進化の系統樹ではなく、円の中心から放射状に進化の分岐で表し、これを曼荼羅に見立て、遺伝子的に人間に近い順に紹介、解説する(サルから順に単細胞生物まで)。古典的生物学では、見た目の相似形による分類やカテゴリ分けだったが、現代の遺伝子の近さからの生物を分類することを正解としている。効率良いエネルギーの摂取と子孫のためなら退化も厭わない。過去に数度あった大量絶滅を経て、生物の多様性と高機能を獲得した生物の様が、哀しくも人類が戦争を経験することで文明を高度化させてきた感に似ている。2024/01/30

dowalf

12
ヒト、霊長類、ほ乳類、動物、植物、真核生物…15億年の進化の系統樹をさかのぼりながらヒトと地球の生き物たちの共通祖先をたどって行きます。見た目はそっくりなのに系統樹では全く離れたところに位置する生き物や、まさかこことここがそんなに近い親戚だったなんて!とびっくりするような生き物同士の関係が分かり、読んでいて楽しい一冊です。一方で、人間がいかにヒト中心の考えで生物を科学してきたかも分かり、何となく視野が広がるような気持ちになります。2015/09/12

pyonko

8
面白いです。すべては一つから分化したとはいうものの、じゃあどこで分かれたのよっていうのが見えてきて面白い。2016/10/10

mft

5
ウェブで読めるもの(https://kagakubar.com/mandala/mandala01.html 以下)の拡大版。読もうと思ったきっかけは、ハヤブサはタカの仲間じゃなくてインコに近いというようなツイートをみてググってみたところから。分子系統学に基づいて描かれた系統樹をヒトから枝のもう一方を紹介しつつ遡って、最終的にシャクナゲとの共通祖先にまで至る。系統樹マンダラという円周上に取り上げたい生物を並べて円の内部に系統樹を描く手法が一つのセールスポイントなのだが、正直そんなに見易くない2021/03/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8230951
  • ご注意事項

最近チェックした商品