内容説明
では何が幸福に関係するのかといえば、心理的な要因ということになります。(中略)一言で言うと自分自身を受け入れ、「今、ここ」を楽しむことです。(「はじめに」より)
一向に収束しそうにないコロナウイルスの感染拡大、将来の不安、SNSから流れてくる膨大な情報……私たちは日々、いろいろなことに気を揉み、目の前のことに集中できずにいます。
ハーバード大学の研究によると、私たちは起きている時間の47%もの時間をこうした「マインドワンダリング」(=心がさまよう)な状態で過ごしているそうです。
しかし気が散って頭の中がごちゃごちゃした「マインドワンダリング」な状態では、幸福を感じることができません。
そこで本書が提案するのが茂木式 マインドフルネスです。
本書では、マインドフルネスとは何か、どのようにして行えばいいのかといったことを、脳科学者の茂木健一郎が丁寧に解説します。
第1章 マインドフルネスの本質
第2章 マインドフルネスがもたらしてくれるもの
第3章 マインドフルネスで脳とカラダはどう変わるのか?
第4章 実践! 茂木式マインドフルネス
第5章 人生が変わるマインドフルネス
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チャー
14
今ここを意識するマインドフルネスの手法と考え方について解説した本。周囲の雑音や自分の中に自動的に湧き出る様々な感情に振り回されず、落ち着いて俯瞰することの有用性と、実践するための手法が紹介されている。特に感情の整理について、モノや状態を見て湧き上がる感情は勝手に自分がそう考えてしまうものであり、それらを見た時にただ単純にその状態であるという捉え方をするという手法は大変参考になった。感情が沸き上がった際もそれに飲み込まれるのではなく、そう感じている自分を意識することで、冷静な方向へ意識を向けることができる。2023/04/08
Asakura Arata
5
日常生活の雑事を遂行することそのものがマインドフルネスだな。一種の修行である。これから走りに行こう。2022/03/21
はな
2
マインドワンダリングのをどちらかというと好きで無意識にしてたけど、コントロールは難しい。2022/05/01
Moom
0
お庭で草むしりとかしてると無心になって、すごくリフレッシュする気がするのは自然とマインドフルネスになっていたのかな。 すごく集中したあとの爽快感とか、心地よい疲労感とか、日常でもマインドフルネスわ感じることができるんだな。 今、ここを楽しむ。 今、ここをありのまま受け入れる。2023/08/17