Baby shower ちいさな命と向き合った出生前診断9つの物語

著者名：夫律子【著】

幻冬舎メディアコンサルティング（2022/03発売）

• ISBN：9784344937048

内容説明

「出生前診断」に対して、多くの人が「ダウン症の診断」や「命の選別につながる」という誤解をもっています。
しかし、出生前診断で病気を発見できたことにより助かる命も少なくありません。
本書は、さまざまな家族のエピソードを通し正しい出生前診断の知識を深め、
命とは何かについて改めて考えることのできる一冊です。
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出生前診断で見つけることができる病気のなかには
出産後すぐに高度な医療を必要とする重大な病気がたくさんあり、治療も一刻を争います。
そのため、赤ちゃんが生まれてから異常に気づいて診断していたのでは手遅れになってしまう場合もあります。
一方、胎児のうちに病気を発見することができれば、事前に産婦人科医と小児科医が情報共有するなどの対応を取ることができ、
赤ちゃんを救命できる確率が大きく向上するのです。

胎児の病気を診断する著者のクリニックには、毎日多くのママとパパが「お腹の赤ちゃんが元気かどうか確かめたい」
という不安な気持ちを抱えてやってきます。
本書では、４万人以上の胎児を診察した著者が見た、
胎児の命と向き合ってきたママとパパのエピソードを9つのストーリーにまとめました。
家族それぞれの幸せを描き、出生前診断のあり方を伝えます。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[シロクマとーちゃん]

出生前診断というから遺伝子検査のことだろうと思ったが、浅はかだった。超音波画像診断の技術を研ぎ澄ませれば赤ちゃんの障害がこんなにも詳しくわかるということを知って驚いた。その情報をパパママに正確に伝え、たとえ、重い障害があるように見えても決して赤ちゃんを諦めることなく、パパママを支える著者の姿や、苦しくても最後は納得して決断を下す親たちの気持ちに感動した。恥ずかしながら、日本では障害を理由に中絶することは法律では許されていないことも初めて知った（経済的に母親の健康を害する恐れがあるというのが正式な理由）。

2022/07/13

[summer]

テレビでこの方のクリニックが取材されていたので、妊娠中だったこともあり、興味本位で図書館にリクエストをしました。そして図書館がこの本を取り寄せて連絡が来た時期は産後。笑 9つの出生前診断の例を見て、妊娠、健康な赤ちゃんを産むことは奇跡だなと改めて感じました。また人間の身体の神秘的な面白さも理解できました。 病気や障害についてとてもわかりやすく書いてあり、読みやすかったですが、出生前診断クリニックの宣伝でいかに著書がすごい技を持っているか、人間として医師としてできているかを披露する内容だなと思いました。

2023/09/15

[mmmpoke]

読んで良かった。

2025/07/21