内容説明
中学を卒業したばかりの白石那由多は、尊敬する従兄の京に頼まれて、北野の異人館街近くにあるサボテン専門店・仙寿園を訪れた。京の後輩で店長の坂上緋沙子を手伝うためだ。緋沙子の美しさに驚く那由多だが、サボテン以外のことに無頓着な彼女の天然ぶりに気づく――。こんな二人は店に持ち込まれるサボテンがらみの様々なトラブルを解決出来るのか!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
coco夏ko10角
17
高校生になった那由多は北野異人街にああるサボテン専門店でバイトすることに。サボテン愛に溢れている緋沙子さんの天然っぷりよ…。今まで読んだ中で一番サボテンサボテンしてる作品で面白かった。2023/03/26
ひろりん
13
神戸北野にあるサボテン専門店「仙寿園」。従兄の紹介でバイトをすることになった高校生の那由他ですが…。美人の店主、緋沙子がとにかく変わっていて、でも内気な那由他との化学反応で、お互いにいい味を出してくるのが、ほんわかした温かみがあってよかったです。個人的には慣れ親しんだ、地元の風景描写が正確で、親近感が湧きました。2022/07/19
sugar&salt
7
サボテンの種類とか蘊蓄とか読んでて勉強になる。サボテンの棘がレコードの針としても使えるのには驚きでした。那由多くん、京兄の依頼ではミニチュア模型を作るのがバイトの内容だったのに、全然作らないww2023/06/16
ふみえ
5
サボテンの薀蓄が面白い。専門書だと退屈になるが、小説だとスラスラ入る。欲しくなるが自分の世話もロクに出来ないからダメだ。2022/05/20
どん
2
やっぱり京都とは違うなあ。神戸北野を舞台にしてるけど、それ以外の阪神間もあんまり伝わってこないな。 サボテン🌵店というのは読み進むに連れ、興味をそそられた。2023/06/11