内容説明
読む心霊特番・戦慄の44選!
不可解だから怖い、現代の怪奇心霊事件簿。
一度聞いただけで擦り込まれてしまう恐怖の歌「かげろかげろ」
人為的に凶宅=禍を呼ぶ家を作る中国大工の呪法「木工厭勝」
ショッピングモールで迷子になった子が吸い寄せられる「魔の場所」
全く別の土地から何度も寄せられる究極の「曰くつき怪談」
死んだ動物と話せる少女
なぜか集まる中原中也の詩集の怪
絶対に思い出せない謎の言葉
廃墟で撮った画像に写った宴会
孤独死の部屋から聞こえる腐る音
特殊清掃人すら驚く死臭の持ち主
子供から乳歯を買う軍服男の霊
恐怖!火事現場で自撮りした顔の異変
戦慄!ニュース速報で流れた「水」一文字の意味
降霊実験で録音された「死にたくない」の声
★実録・怪紀行~100メートルの廃墟、世界平和大観音
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
62
実話怪談集。著者のホラー小説はよく読むのであるが、実話怪談の方は以前に『未成仏百物語』に収録されているのを読んだだけ。それでもその一冊が質の高いアンソロジーだった為、本書も期待しつつ読む。収録されている各話とも良い意味で昭和や平成的なうさん臭さを持っているのだが、やはり現在の目から見ると古臭さが目に付く。これを受容できるか否かが本書を楽しめるかの違いになってくるような気がする。自分としては古臭さは気にならなかったのだが、どの作品もパンチに欠ける気がしたかなあ。昔テイストの怪談が好きな人は気に入ると思う。2022/03/07
かおりんご
24
ホラー。初作家さん。今まで読んできた実話怪談とは、ちょっと毛色が違う感じがした。ほんとに実話なのかと、穿った見方をしてしまった。2022/03/07
qoop
10
ある年齢層には懐かしいテレビの心霊特番を紙上で再現する試みが本書だという著者。確かに、実話怪談の間にルポや小説、コラムを配しているのもテレビ番組らしい構成と云える。ただやはり肝は実話パート。直接的な怪異に見舞われる作品もさることながら〈お母さんを買いに行く〉〈ギィ〉〈民泊〉〈券売機〉〈隣人〉〈余り〉など幽けき怪異の影が感じられる作品が多く、印象に残る。2022/03/14
misui
6
それは怪異なのかみたいな座りの悪い話のいくつかに見るべきものがありますが、往年のオカルト特番のうさん臭さを意識したなどというのには、読みながらわりと白けていました。「留守電」「手紙」といった短い話が良き。「速報」「帰宅」「お見舞い」あたりはたしかに懐かしさを感じるかも。やっぱりちょっとフィクショナルな話が多くて、その中でも「余り」は不吉で好きでした。2023/04/12
永夢👻
3
人が語ったような文章の短編もあり、新鮮な実話怪談本でした。幽霊!というより、不可解な出来事の話が多く、ゾッとします。2022/04/09
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