内容説明
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ヒップホップは、優れた女性ラッパーたちが作ったものでもあった――これまで語られることのなかったその歴史をクールなイラストと共に紹介する2020年代のヒップホップ・バイブル!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅん
6
『わたしはラップをやることに決めた』とほぼ同時期に翻訳が出た。知らなかった名前で調べて、曲を聴いて、また読み進めての繰り返しがひたすら楽しい。特に90年代前半と00年代に知らないラッパーが多い。バハマディアとかイブとかとてもよい。クイーン・ラティファが出たフリースタイルバトルで、故意に低い点をつけられたエピソードが象徴的。レコードデビューを待たされて機を逸した話も頻出、多くの聴衆が求めるセックスアピールとどのような距離を取るかが、特にリル・キムの登場以降、一つの分岐点として強い存在感を発揮する。2022/05/10
ひつじ
3
知らないラッパーもたくさん載ってるし、それぞれの生い立ち、ハイライト、代表曲なんかも紹介してくれてて楽しかった 羊はニッキーが大好きなんだけど、最初リルウェインの妹分的な感じでデビューしたって書いてあってびっくりした フィメールはそういうの多いらしいけどSNSで誰でも発信ができるようになってるからだんだん変わってきてるかもしれないね2025/05/23
arnie ozawa
3
懐かしいヒップホップ黎明期から現代のミーガン・ジー・スタリオンに至るまで様々な女性ラッパーを取り上げながら、ヒップホップが女性を取り巻く環境がどう変わり、どう彼女たちの手で変えられてきたかが判る好著。2022/05/24