内容説明
「大衆」という多数派に気をつけろ
「多数派」であることに安住し、自分のことしか考えない傲慢な人=「大衆」が急増する時代に、なぜ政治は暴走してしまうか。その本質と民主主義の限界をあぶりだした大衆社会論の大著を、「大衆」「リベラル」「死者」「保守」という4つのキーワードでよみとく。「なぜ日本では「保守」が間違ってとらえられているのか」「死者とともに生きるとはどういうことか」ーーこれま語られてこなかった文脈から、私たちが生きる世界を認識しなおす術をとく。書下ろし特別章「他者との関係性を紡ぎなおすには」 「私たちの「民主主義」を機能させるために」を新たに収載した、シリーズ累計50万部突破「名著ブックス」の最新刊。
〈目次〉
はじめに
第1章:大衆の時代
第2章:リベラルであること
第3章:死者の民主主義
第4章:「保守」とは何か
特別章(1):他者との関係性を紡ぎなおすには
特別章(2):私たちの「民主主義」を機能させるために
読書案内
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
さきん
24
オルテガの話は自分にとって既知な内容であった。西部先生始め、保守思想の日本における流れが紹介されていて嬉しい。著者は、リベラルと保守は対立関係にないと主張してその色が濃く出ている。リベラルはその拡大解釈で規律が壊されることがあるように感じるので、あまり強調しなくても良いと思うが言いたいことはよくわかった。2023/12/25
崩紫サロメ
12
オルテガは「大衆」を自分が意味ある存在として位置づけられるような拠り所のない「根無し草」的な人間とし、彼らが権力を握ることで平凡人の凡庸な精神が秀でた個性を抑圧していく、とする。オルテガの説く立憲主義とは保守主義であり、「生きている死者」との対話であると考える。著者は、現在の世界各国がオルテガの懸念した通り、自分と考えの違うものを排除しようとする大衆による「野蛮人の垂直的介入」が行われていると感じる。2025/11/28
まおまお
7
現代の日本で使われている「保守」「リベラル」とは全く違う。その国の系譜から違ってくるのは仕方がないが、外国発祥の思想を学ぶなら「保守」「リベラル」と呼ばざるを得ないので、じぶんとしては明確に「右派」とは違うと認識しておこう。で、いくつか政治関連の本をチラ読みして感じた共通点は、グローバル化にある日本において大事なのは、異なる誰かに対し必要なことは"共に独り"の心理的スタンスであるということ。自他境界を無くして異なる誰かを叩きあってるだけでは停滞しかない。2023/08/23
らむだ
5
「サンディカリスムとファシズムの相の下に、はじめてヨーロッパに、理由を述べて人を説得しようともしないし、自分の考えを正当化しようともしないで、ひたすら自分の意見を押しつけるタイプの人間が現れたのである。これは新しい事実だ。理由をもたない権利、道理のない道理である。」 巻末に読書案内として本文中で触れられた名著の紹介もあり、歩を進める指針となる。2022/05/06
ひろ@ネコとお茶愛
4
うーん、面白い。メモ、偶然についての哲学。2024/09/07
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