オン・ザ・カム・アップ いま、這いあがるとき

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オン・ザ・カム・アップ いま、這いあがるとき

  • 著者名:アンジー・トーマス/服部理佳
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 岩崎書店(2022/02発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 510pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784265860470

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内容説明

学園の警備員にいわれのない嫌疑と暴力を受けたブリ。人種差別への抗議が広がる一方、ブリは様々な迷いを抱く。…ラッパーとしての成功は家族のため?自分のため?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

34
The Hate U Giveの一年後。辛い日常に怒りを抱えた女子高生が作り上げた暴力的な曲が波乱を巻き起こしていくお話です。日本でもSNSで出会った人に殺される事件がありますが、若気の至りが死に直結すること、憎しみが波及していく恐ろしさをひしひしと感じました。高校生のころ、ボブ・マーリーの怒りの曲が好きでした。ほんわか優しい歌を生ぬるいと思っていました。今は違います。憎しみや暴力の唄が若い世代に与える影響は計り知れないもの…。今回も裏切られない面白さでした。映画も楽しみ! 2022/09/12

星落秋風五丈原

21
優秀な成績で大学を卒業したにも関わらず兄はピザ屋で働き母親は元ドラッグ中毒者。伝説のラッパーだった父は銃撃戦に巻き込まれて命を失う。十把一絡げに黒人=貧しい、ギャングと決めつけてはいないか。2021/08/19

shoko.m

8
伝説のラッパーだった父をもつブリは、兄と母と3人暮らしながら、自身もラッパーになることを夢見ながら、高校に通っている。ある日、ブリは校舎の入り口の身体検査で白人警備員らにいいがかりをつけられ、地面に押しつけられるという事件が起こる。黒人とラテン系が差別を受けていると感じていた生徒たちは、ブリの作ったラップを歌い、抗議の声を上げるのだが……。ブリや母のジェイ、プーおばさんなどへの偏見や生活環境を見ていると本人の努力だけではどうにも難しい問題が多数存在することがよくわかる。ブリのラップを聞きたくなった。2021/03/08

midorino

6
母と兄と暮らすブリはラップとマーヴェルが好きな女子高生。黒人というだけで学校の警備員に目をつけられ、母も兄もなかなか仕事につけず貧しい暮らしを送っている。そんな生活から抜け出すために、ラップで頂点を目指しているが、、。優秀な人でも、一度過ちを犯してしまいやり直そうとする人も、黒人ということで蟻地獄のように下へ下へと引き摺り込まれそうになる現実が苦しかった。そんな中でブリの家族や親友たちとのやりとりが愛にあふれていてとてもよかった。ただラップの歌詞は日本語訳になるとかっこよさが減ってしまう気がした。2022/11/16

tekka

3
「なんで遠慮しなくちゃいけないの?むこうは遠慮なく攻撃してくるのに」2021/02/13

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