英語原典で読むマーシャル:『経済学原理』の世界

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英語原典で読むマーシャル:『経済学原理』の世界

  • 著者名:伊藤宣広【著】
  • 価格 ¥2,772(本体¥2,520)
  • 白水社(2022/02発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 750pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784560098516

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内容説明

自己陶冶としての翻訳

英語力を養いつつ、経済学を究める「英語原典で読む」シリーズの第4弾は、かつて世界で最も読まれた経済書であるマーシャル『経済学原理』の精読に取り組む。
マーシャルが活躍した19世紀末から20世紀初頭にかけては、経済学の研究が飛躍的に前進を遂げた時期だった。その時代にあって、マーシャルは経済学の世界に帝王として君臨しており、世界の経済学研究の最先端であったケンブリッジ大学では「すべてはマーシャルにある」とまで言われた。
弟子のケインズなどは、マーシャルの『経済学原理』さえ読めば、他の経済学の本は読む必要がないとまで言っていたくらいである。これ1冊に必要なことすべてが詰まっている、というわけだ。
実際、需要曲線と供給曲線がクロスする図は、マーシャルによってつくりだされたものであり、「市場の失敗」に関連する情報の不完全性や外部性といった考え方も、マーシャルによって掘り下げられ考案された。
本書では、現代経済学の根本概念を英語原典で「いかに翻訳するか」に留意しつつ、身に着けていく。「使えるエイゴ、話せるエイゴ」ではなく、自らを陶冶するための英語精読の世界へ!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

1.3manen

53
節欲や、不況と確信の関係に興味を抱く。マーシャルも教育、人的資本の重要性を随所で強調したという(104頁)。日経新聞を昨今にぎわしている、人的資本経営の古典を思う。消費を控えることを、彼は節欲でなく、「待忍」としている(105頁)。地域産業振興への、確信が必要なことも今日的意義を持つ。地域産業への確信は、マーシャルの悲願でもあり、過疎地の存続に向けての将来世代の確信がひとづくりで成否が問われる。2024/01/23

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