内容説明
知らない乙女ゲームの世界に転生したエマニュエルは、気が付けば悪役令嬢として断罪されていた。
しかし、言い渡された罰は国で一番ブサイクな辺境伯・ルースとの婚姻！
初めて会った日に自分の身を顧みず助けてくれた彼に気持ちが募るも、美醜感覚が前世と異なる価値観のせいでルースは自信を失っていて!?
「ご無理をなさらずとも大丈夫ですよ」
人格も容姿も最高にいいのにもったいない──この恋、私が叶えてみせる！
特別書き下ろし短編「着せ替え、堪能、ついでに布教！」を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
由貴
5
KU。美醜の判断が髪色なせいで顔の造作がめちゃくちゃ整っているもののブサイク扱いのヒーロー、それに対してヒロインは前世の記憶があるのでなんの問題なし、というかむしろご褒美です！という話。ご都合主義な祝福も愛の女神だから仕方ないと言われたらそうか…と納得してしまう勢いがあってよかった2024/01/21
あき☆ブラック・ベア
3
コミカライズが好きな作品。以前なろうでも読んでいるので再読のようなものだけど書籍版は初。「ちっがうんだよなー！？」が好き。辺境伯は頑な過ぎるけどそのおかげでこのセリフが聞けるので楽しい。名ゼリフが多いよね。「よし！嫁姑戦争(物理)だ！」とか（笑）1冊で完結してるのもいい。2023/11/01
nyannyannyan
3
KU 面白かった〜！色素の薄さで美醜が決まる世界。推定悪役令嬢が醜いとされる辺境伯に嫁ぐことになる話。悪役令嬢の設定は必要だったのかな？笑 実の親に醜いと言われて育ったヒーローが悲しく、切なく。ひねくれちゃうし、言葉も信じられないよなと。言葉は剣でもあるし、愛でもあるよね〜。ヒロインが心優しい、けど突き進むタイプの人でよかった。2023/12/23
くまくま
3
女神様の加護でその後の展開がわかる2022/04/03
千代
1
エマの侍女のリリーリアがいい。なんかツンが強いうちの娘みたいでかわいい。そっちに気を取られてしまった。美醜の基準が髪と瞳の色(濃いさ)の世界で、生まれた瞬間から実母に疎まれ、世間からも散々ないわれようなのに、あんなに立派に育って...と思わず母目線。ただ、仕方ないとはいえ、エマの好意をことごとく受け入れない頑なさがちょっとこう...｡そのせいで被っていた猫が逃げた素の状態のエマが楽しい。リリーリアメインで読みたい。2023/07/12
