〈新型コロナウイルス対応改訂版〉パンデミックを阻止せよ!―感染症を封じ込めるための10のケーススタディ

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〈新型コロナウイルス対応改訂版〉パンデミックを阻止せよ!―感染症を封じ込めるための10のケーススタディ

  • 著者名:浦島充佳【著】
  • 価格 ¥2,310(本体¥2,100)
  • 化学同人(2022/02発売)
  • ポイント 21pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784759816846

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内容説明

新型コロナウイルス感染症の内容を加えて緊急改訂!

感染症はなぜ拡大するのか? 感染症アウトブレイクの実事例を読み解いて見えてきた
封じ込めのための七つのステップ。

2019年12月、中国・武漢で発生した新型コロナウイルス感染症は、
瞬く間に全世界へと拡大した。
この未曾有の危機にどう向き合えばよいのか。
本書では、感染症封じ込めの理論や感染拡大の数理モデルを解説したうえで、
スペイン風邪、SARS、エボラ出血熱など、
実際に発生したアウトブレイクの事例から、
感染症封じ込めの経過を検証、危機管理のあり方を考える。
『パンデミックを阻止せよ!』(2012年刊)に、「新型コロナウイルス感染症」の内容を加えて緊急改訂!

●本文より
私は、国民の防災や感染症に対する知識の向上、
栄養状態の改善、学校閉鎖などの社会の迅速な対応、
医療へのアクセスのよさ、予防接種や抗インフルエンザ薬など
医療技術の進歩といったものが、
パンデミックや震災時の犠牲者の数を低くしていると思う。
しかし、もっと低く抑えることはできるはずだ。
そのためには、繰り返しになるが
「危機に対する備えは平時にあり」である。
平時にできないことは、有事にもできない。
救える命を確実に救える地域を構築することが危機管理である。

●目次
第1章感染症封じ込め七つのステップ
第2章感染症の数理モデル
第3章新型コロナウイルス感染症(COVID-19)――武漢
第4章豚インフルエンザ(H1N1)――メキシコシティ
第5章SARS――広東省
第6章炭疽菌テロ――フロリダ
第7章西ナイル熱――ニューヨーク
第8章ニパ脳炎――マレーシア
第9章鳥インフルエンザ――香港
第10章エイズ――ロサンゼルス
第11章エボラ出血熱――ザイール
第12章スペイン風邪
第13章アウトブレイク対策の批判的吟味

目次

第1章 感染症封じ込め 七つのステップ/第2章 感染症の数理モデル/第3章 新型コロナウイルス――武漢/第4章 豚インフルエンザ(H1N1)――メキシコシティ/第5章 SARS――広東省/第6章 炭疽菌テロ――フロリダ/第7章 西ナイル熱――ニューヨーク/第8章 ニパ脳炎――マレーシア/第9章 鳥インフルエンザ――香港/第10章 エイズ――ロサンゼルス/第11章 エボラ出血熱――ザイール/第12章 スペイン風邪/第13章 アウトブレイク対策の批判的吟味

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ブラックジャケット

12
感染症の解説本に新型コロナウィルスの章を加えて緊急出版されたようだ。感染症全般に目配りが利いていて、基本資料の趣がある。感染症の封じ込め対策、感染拡大の数理モデルの解説など、専門家ならではの記述。私にとっては数式は理解困難。ここはサラッと済ませた。感染症対策のために派遣されたという設定で、ここはどうすればいいか、どういうふうに理解すべきか、というケーススタディ形式が採用され、リアリティを感じる。アメリカ炭疽菌テロの対応もあり、守るべきラインの幅広さ、深さ、精密さに圧倒される。 とんでもない強敵が相手だ。 2021/02/05

The pen is mightier than the sword

2
著者は疫学研究者。米大学院で公衆衛生学を修めており、海外の感染症の情報を豊富に有している。この本では、新たな感染症に直面したときの対応の考え方を示している。感染封じ込めの7つのステップを示した上で、ケーススタディとして20世紀以降の人類が経験した10件のアウトブレークを取り上げる。その経緯、原因、当時の対応を踏まえた上で、読者に対策を問いかけ、そして現時点で考えられる最善の対応を示す。感染症のリスクは自然破壊により、都市生活者も直面している課題であり、この本から貴重な知識を得ることができた。4162020/09/13

くらーく

2
改訂版と言っても、新型コロナの章を追加しただけのようなので、そこだけ読んだ。 新型コロナについては、第3章にまとめられている。感染事例、Rtを減らす方法、欧米と日本との死亡率の違いなど。BCGについても考察?がある。確かに死亡率の差は環境では説明できないようなあ。DNAレベルまで遡るのか、生まれてからの育成条件(BCG接種もふくめて)や生活環境によるのか。 いずれにせよ、著者(浦島氏)の本は参考になります。2020/09/12

takao

1
ふむ2023/10/31

ごぼう

1
2001年の9.11でテロを知り、 2011年の3.11で放射能を知り、 2020年、感染症を知る… 10年おきに過去全く知らなかった知識が嫌でもインプットされていく…。 1年前ならきっと難しくてよくわからない内容、単語だっただろうが、現在とても理解できる。 本書はあなたは医療従事者です。どう対応しますか? と出題形式で歴代の感染症の実例とともに進んでいくのでいつの間にか当事者の様に考えてしまう。 そして現在、実例の渦中真っ只中なのだ…。2020/11/13

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