わんわんバスにのって

著者名：宇治勲

PHP研究所（2022/02発売）

• ISBN：9784569689043

内容説明

犬がほしかったゆうくんは、ひるねのときに夢を見ました。たくさんの犬を乗せたわんわんバスがゆうくんを乗せてくれて、バスの中でシロという犬と仲良しになる夢です。広場でかけっこしたり、おいしいお肉を食べたり、おしっこしたり、丘の上から大きな声でパパやママを呼んだり……。バスに乗り込むと、他の犬たちの元気がきゅうになくなり、そのあとゆうくんとシロだけバスからおろされます。そして、シロもいなくなって目がさめたゆうくん。そこに、パパが夢に出てきたシロを抱いて会社から帰ってきたのでびっくり。ゆうくんはシロが捨て犬で、パパが動物保護施設からもらってきたことを知り、シロを大事にしようと心に決めます。空の上からその様子を見た犬たちは、シロが幸せになったことを喜び、わんわんバスは、終点の雲の上に……。ペットブームの中、身勝手な飼い主に捨てられ、処分されるのを待つ犬たちがたくさんいることを教える絵本です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[しろのあ]

ほほえましいファンタジーと思い込んで読みはじめたので、バスの行先がまさかでした・・・せっ、切ない・・・動物愛護週間とかテーマのある展示に使えたらと思います。

2016/06/23

[遠い日]

よくよく読み込んでみれば、シロは元いた所の仲間の犬だったのだ。だから、みんなは楽しく遊んだあと、ぼくとシロをバスから降ろしてさよならしたのだ。きっと今は安らかに、シロとぼくを見守っていてくれると信じたい。

2016/11/12

[とりかえばや]

息子に読んであげてたら　結末で私の方が泣きたくなった

2013/07/25

[つっちゃん]

5歳には内容が難しかったみたい 小学生に読んでもらいたい絵本 捨てられた犬のお話

2021/05/16

[楓 a]

他の犬は殺されてしまわはったんや・・・。

2011/08/08