「一万円選書」でつながる架け橋 北海道の小さな町の本屋・いわた書店

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「一万円選書」でつながる架け橋 北海道の小さな町の本屋・いわた書店

  • 著者名:岩田徹【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 竹書房(2022/02発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784801930032

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内容説明

詳細なカルテを基にお客さん一人ひとりにあった本を
選書するサービス「一万円選書」で注目!

1冊ずつ心を込めて「売れる本」ではなく「売りたい本」を売り、
読者が運命の1冊に巡り合うお手伝いをする、小さな本屋さんの物語。

本の中になにがある、字がある。
字の中になにがあるか、宇宙がある。

「本が好きなんです。それに尽きます。
いい本をみんなに読んでほしい。
一人でも多くの人に本の面白さを知ってほしい。
そのためだったらな何だってやるつもりです。」

北国の小さな本屋が、どんな工夫とアイデアで苦境を乗り越えたのか? 「本が読まれない」といわれるこの時代に、こんなにも人々を魅了する一万円選書の魅力とは?
そして、お客さんのカルテを基に選書を担当している本の目利き・岩田徹さんはなぜそこまで今その人に必要な心をゆさぶる本を選ぶことができるのか?

第1章 一万円選書のすべて
究極の問い
三日天下
本屋の神様
ネットの世界でバズる
選書カルテ
カルテの読み込み方
賢者を紹介する
どうせなら美味しいものを食べたい
本を選ぶコツは本を読むコツ
手紙を添えて
システムの確立
ドキュメント 一万円選書
プラットホーム
どうぞ真似してください

第2章 負けて負けて迷って迷ってやっと見つけた
本こそが庶民の娯楽の王様だった
砂川で本屋を始めた両親
サラリーマンを経て書店主へ
バブル崩壊後の焼野原
砂川地域大学という挑戦
あの手この手
売れない理由なんて100でも言える
店内レイアウト試行錯誤
消してはいけない炎
作家?笠井一子さんとの出会い
うちが責任を持って売るから!
原動力

第3章 本屋が生き残るために
苦言を呈します
小さな本屋が革命を起こす
全国の個性派本屋さん
いわたま選書
他業種とのコラボ
図書館がうらやましい
みんなにもっと本を読んでほしい
オンリーワン

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鉄之助

283
北海道の砂川市にある小さな岩田書店の店主。「1万円選書」でブレイクした岩田徹さんが、アイデアの源泉と半生を赤裸々につづった1冊。「63歳までなにをやってもダメだった」という岩田さんの逆転劇に、大いに勇気をもらった。娘さんが書店とのコラボ商品を作って評判になっていることにもびっくり。その名も「本を読むときのハンドクリーム」。その商品の本体に200字の「書き下ろし小説」が印刷されているユニークな逸品。本を愛する魂は、後継者にしっかりと受け継がれていた。2024/03/31

おしゃべりメガネ

147
実際に店舗を訪れたコトもあり、勝手な親近感を持っての読了となりました。個人的にちょっとイメージしていた構成と異なり、自分的には本書の中で過去の『一万円選書』の中から、オススメ作品を紹介してるのかなと思っていたら、違ってました。地方都市での「町の本屋さん」としての取り組みを語る一冊でした。それでも気になる作品は何冊か紹介されており、機会をみつけて手にとってみようかと思います。本書を読んで、改めて読書の大切さや素晴らしさを認識し、何事も諦めずに色んなコトを考えて柔軟に取り組む姿勢を学ばせていただきました。2022/06/12

olive

50
新刊のタイムリミットはおおよそ四ヶ月。せっかく面白いのに売れずに埋もれてしまいそうな本がある。本屋は新刊しか扱うことができない。でも図書館は、図書館は、新刊も古書も絶版書も全部扱うことができる。だからフローは書店に任せて、ストック力を注いでほしいのです、と岩田さん。正直、耳が痛い(ノД`)アイター/新刊を図書館で借りてまーす。本屋よりも図書館率が高いでーす。本屋には本屋の、図書館には図書館の強みというか運用の違いがある。改めて知ることができました。本屋にもGO!GO!2022/03/12

つちのこ

46
ユニークな発想による売り方が面白そうでずっと以前から気になっていたが、読み進むにつれて「一万円選書は、本の販売方法じゃなくて、ひとつのコミュニケーションの形」と言い切る店主の心意気に惹かれた。さて、私のような偏屈オヤジに店主はどんな本を選んでくれるだろうか?はたまた逆の立場なら、私はどんな選書ができるだろうか?勧められるのも勧めることも苦手な私には、このサービスを素直に受け入れられないだろうな。でも、気になるのだ。新たな本の出会いによって好奇心をくすぐってくれるのなら、これはありといえそうだ。2025/07/21

shio

46
感動!!本とは何か、書店はどうあるべきか、迷いが晴れた思いです。小さな書店店主の岩田さんが儲からない書店を続ける理由はシンプルに本が好きだから。いい本はお勧めしたい。そんな気持ちを持って扱われた本には心が通う。本が生きる。読んだ人の血肉になる。読書歴や考え方のカルテに沿ってお客さんに合わせた本を送る一万円選書、知った時はユニークな販売方法だと興味深く衝撃でした。今回詳しく知って、単なる本の売買を越えた血の通ったコミュニケーションなんだと痛感しました!書店員として本に触るワクワク感が新たに湧いてきました。2022/04/12

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