内容説明
演劇部部長の風里は、入部希望者がなく途方に暮れていた。そんな時持ちかけられた、お笑い賞レースへの出場。最初はやる気がなかったが、あのメンバーでもう一度舞台に立てるならと思い始める。演劇で頂点を目指していた中学時代からの仲間とともに同じ目標を掲げた時、止まっていた時計が動き出す。過去の傷や将来への不安を抱えつつも、新たな世界に全力で挑戦する青春小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サディ
1
小学生時代に演劇部で全国大会で優勝した男女が、同じ高校の演劇部に進むことになる。でも一人欠け、二人欠けと演劇をやめてしまう。高3になり、ひょんなことからコントをやることになった。ストーリー的には面白かった。ただ登場人物があまり高校生らしくなく、青春小説とは少し違うかな。2023/11/13
りねん
1
星4つ(89点) 内容：コント日本一を目指す高校生の青春小説🌿 感想：「もう一度、四人で天下取るぞ！」という台詞が、皆で同じ方向に向かって一致団結する様を表していて、非常に良かったです👍 青春って良いですね😊
卯月ユウト
0
中学演劇の全国大会を制した経験のある高校生4人が、乗り気でない師匠を口説き落とし、時に仲間と衝突をしながらコントの賞レース・エンペラーオブコント（←元ネタはキングオブコントだろう）に挑む王道の青春ストーリー。この本で良いなと思う点は、それぞれの登場人物のキャラの強さ。異なる個性は潰し合うことなく上手く組み合わさり良いエッセンスとなっていた。文章にしてみても、コントあるいは漫才のツッコミのようにスパッと切れ味の良い部分が多い印象。ページを捲る手が止まらなかった。4人や演劇部のその後が気になる2024/06/10
gun56
0
中学で演劇全国優勝した4人が高校1年で思い通りにできずバラバラになる。3年になってそれまでのしがらみを超えてコントに挑戦する。師匠やライバルその他キャラクターも良くて、単純なストーリーとありがちな展開ではあるけど、青春というのも含めていい感じ。2022/02/26
