内容説明
その生涯と歌の世界から良寛の心に迫った名著!良寛の本質は「詩人」である。天与の才に恵まれ、生涯に多くの和歌や漢詩を残した。その歌境を解すれば、良寛の清貧の哲学と豊かな心ばえが見えてくる。現代人が見失なってしまったものが見えてくる。―昭和を代表する歌人の一人吉野秀雄が渾身の力を注いで書き上げた良寛の「歌と生涯」。
(※本書は2001/7/1に発売し、2022/2/28に電子化をいたしました)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さっちも
14
「現し身のうつつごころのやまぬかも生れぬ先きに渡しにし身を」訳→この世に生きる人間はどうして眼前の現実にーそれは仮の現象にすぎぬのにーこうまで動かされ、煩わされることか、生まれぬ前から済度されているはずなのになぁの意。五蘊皆空(全ては空であるという諦観)と一切放下(全ての執着を断ち切る悟得)を身に体し、その上に立って見渡せば、もはや美も醜も、善も悪も、真も疑も、たまたま起こったバブルのような物と、明晰な頭脳で捉えていたのだと思う。もともと意味がないところに意味を求めたり答えをだそうとするからしんどくなる2019/01/18
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