創文社オンデマンド叢書<br> 都市と権力(現代自由学芸叢書) 飢餓と飽食の歴史社会学

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創文社オンデマンド叢書
都市と権力(現代自由学芸叢書) 飢餓と飽食の歴史社会学

  • 著者名:藤田弘夫【著】
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  • 講談社(2022/02発売)
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内容説明

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【内容紹介・目次・著者略歴】
都市は食糧生産を行なわないにもかかわらず、農村よりも飢餓が少ないのはなぜか? この大胆な仮説から、都市の成立根拠を権力に求め、複雑きわまりない都市現象のなかから、都市の理念型を描きだし、都市の理論を根本から重層的に構想する本書は、現代自由学芸の騎士による挑戦の書である。人々がより安全で快適な生活を営むために生み出されてきたはずの権力は、人々の生活を保障すると共に支配するという二つの働きを合わせもつものである。権力によって作り出される多種多様なルールから、古今東西の数千年にわたる都市の歴史を読みとって、雄大な〈飢餓と飽食〉に歴史社会学を展開する著者は、その豊かな想像力によって既存の社会科学を突破して、21世紀の魁然たる社会理論を提唱する。

【目次より】
まえがき
第一章 都市と文明
第一節 人類の発展と都市
第一項 都市の表情
第二項 歴史の都市・現代の都市
第二節 都市と農村のバラドックス
第一項 飽食と飢餓
第二項 パラドックスとしての都市と農村
第二章 都市の概念と論理
第一節 都市の概念
第一項 さまざまな都市概念
第二項 都市概念の二重性
第二節 都市の論理
第一項 都市と食糧
第二項 権力と統合機関
第三節 都市とコミュニケーション
第一項 権力と支配
第二項 都市と交通
第三章 都市と国家
第一節 都市の権力と国家
第一項 政治権力と都市
第二項 国家権力の形態と展開
第三項 政治権力の重層性と都市
第二節 権力と正統性
第一項 社会と秩序
第二項 国家と宗教
第三項 正統性と犠牲
第三節 都市と民衆
第一項 権力と秩序
第二項 食糧の生産と分配
第三項 国家と食糧
第四節 都市の論理と国家の論理
第一項 首都と国家
第二項 都市と民衆
第三項 首都の警備
第四章 都市と文化
第一節 文化と支配
第一項 権力と文化
第二項 文化と管理
第二節 象徴としての都市
第一項 意味世界と都市
第二項 都市とシンボル
第三節 劇場都市・劇場国家
第一項 みせびらかしの権力
第二項 秩序と無秩序
第三項 都市と犠牲
第四節 文化の頗廃と都市
第一項 都市の病理
第二項 分離と集権
第五章 人間と都市
第一節 都市の論理と国家
第一項 中心と周辺
第二項 国家と〈都市 農村〉
第二節 都市と人間
第一項 文化と交換
第二項 都市の論理と人間

あとがき
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藤田 弘夫
1947~2009年。社会学者。慶應義塾大学文学部教授。慶應義塾大学文学部卒業、同大学院社会学研究科博士課程修了社会学博士。専門は、都市社会学、地域社会学、社会学史。
著書に、『日本都市の社会学的特質』『都市と国家』『都市と権力『都市の論理』『人間は、なぜ都市を作るのか』『奥井復太郎 都市社会学と生活論の創始者』『都市と文明の比較社会学』『路上の国柄 ゆらぐ「官尊民卑」』『社会学の学び方・活かし方』(共著)など、
訳書に、E・ミンジオーネ『都市と社会紛争』などがある。

目次

まえがき
第一章 都市と文明
第一節 人類の発展と都市
第一項 都市の表情
第二項 歴史の都市・現代の都市
第二節 都市と農村のバラドックス
第一項 飽食と飢餓
第二項 パラドックスとしての都市と農村
第二章 都市の概念と論理
第一節 都市の概念
第一項 さまざまな都市概念
第二項 都市概念の二重性
第二節 都市の論理
第一項 都市と食糧
第二項 権力と統合機関
第三節 都市とコミュニケーション
第一項 権力と支配
第二項 都市と交通
第三章 都市と国家
第一節 都市の権力と国家
第一項 政治権力と都市
第二項 国家権力の形態と展開
第三項 政治権力の重層性と都市
第二節 権力と正統性
第一項 社会と秩序
第二項 国家と宗教
第三項 正統性と犠牲
第三節 都市と民衆
第一項 権力と秩序
第二項 食糧の生産と分配
第三項 国家と食糧
第四節 都市の論理と国家の論理
第一項 首都と国家
第二項 都市と民衆
第三項 首都の警備
第四章 都市と文化
第一節 文化と支配
第一項 権力と文化
第二項 文化と管理
第二節 象徴としての都市
第一項 意味世界と都市
第二項 都市とシンボル
第三節 劇場都市・劇場国家
第一項 みせびらかしの権力
第二項 秩序と無秩序
第三項 都市と犠牲
第四節 文化の頽廃と都市
第一項 都市の病理
第二項 分離と集権
第五章 人間と都市
第一節 都市の論理と国家
第一項 中心と周辺
第二項 国家と〈都市 農村〉
第二節 都市と人間
第一項 文化と交換
第二項 都市の論理と人間

あとがき