創文社オンデマンド叢書<br> 古代ギリシアにおける自由と社会

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創文社オンデマンド叢書
古代ギリシアにおける自由と社会

  • 著者名:仲手川良雄【著】
  • 価格 ¥13,035(本体¥11,850)
  • 特価 ¥6,517(本体¥5,925)
  • 講談社(2022/02発売)
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内容説明

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【内容紹介・目次・著者略歴】
前著『古代ギリシアにおける自由と正義』の続編をなし、二著合せて著者の持つ雄大な古代ギリシア史像を提示する。前著が古代ギリシア研究の中心的テーマ、古典期アテナイ民主政の解明に焦点をおいたのに対し、本書はその背景である古代ギリシア世界の源泉ともいうべき「ホメロス社会」やアルカイック期に遡り、寡頭政的ポリス類型を発展させたスパルタをも考察する。制度や構造のみでなく意識・思想の面からも全体的・立体的に捉えた一大成果。

【目次より】
凡例
まえがき
第I部 「ホメロス社会」における個人主義と自由
第一章 トロイ遠征軍の構成 ヘタイロス関係の歴史的意義
補章一 個人主義と自由の起源 第一章への補足 その一
補章二 オデュッセウスとテルシテス 第一章への補足 その二
補章三 「ホメロス社会」と重装歩兵 第一章への補足 その三
第II部 スパルタと寡頭政
第二章 大レトラの成立
第三章 スパルタの「ホモイオイ」
第四章 寡頭政の歴史的意義
第III部 ソロン
第五章 ソロンの思想の発展
第六章 ソロンの「スタシス法」
第七章 ソロンとオイコス中心思想の超克 ポリスとオイコスとの間で
補章四 近年のソロン研究について 『ムーサイヘの祈り』と『エウノミア』を中心として
第IV部 ポリス的生の諸基底
第八章 閑暇の歴史的意義
補章五 ブリオ、ルセルによるゲノス批判
補章六 徳・自由・正義
第V部 史学思想についての若干の考察
第九章 ブルクハルトとギリシア史
補章七 書評:Werner Kaegi, Jacob Burckhardt. Eine Biographie. Bd. 1-VII, Basel/Stuttgart, 1947-1982
補章八 書評:下村寅太郎著『ブルクハルトの世界』
付論 司馬遷とトゥキュディデス
第十章 方法と比較
その一 西洋学の国際化ということ 国際雑誌への寄稿の要件
その二 比較史の可能性
あとがき
引用文献一覧
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仲手川 良雄
1929年生まれ。西洋史・思想史学者。早稲田大学名誉教授。早稲田大学第一文学部卒業。同大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。
専門は古代ギリシア史・西洋思想史。
著書に、『ブルクハルト史学と現代』『歴史のなかの自由 ホメロスとホッブズのあいだ』『古代ギリシアにおける自由と正義』『テミストクレス 古代ギリシア天才政治家の発想と行動』『古代ギリシアにおける自由と社会』『ヨーロッパ的自由の歴史』(編著)
訳書に、ロマーノ・グァルディーニ『近代の終末 方向づけへの試み』などがある。

目次

凡例
まえがき
第I部 「ホメロス社会」における個人主義と自由
第一章 トロイ遠征軍の構成 ヘタイロス関係の歴史的意義
補章一 個人主義と自由の起源 第一章への補足 その一
補章二 オデュッセウスとテルシテス 第一章への補足 その二
補章三 「ホメロス社会」と重装歩兵 第一章への補足 その三
第II部 スパルタと寡頭政
第二章 大レトラの成立
第三章 スパルタの「ホモイオイ」
第四章 寡頭政の歴史的意義
第III部 ソロン
第五章 ソロンの思想の発展
第六章 ソロンの「スタシス法」
第七章 ソロンとオイコス中心思想の超克 ポリスとオイコスとの間で
補章四 近年のソロン研究について 『ムーサイヘの祈り』と『エウノミア』を中心として
第IV部 ポリス的生の諸基底
第八章 閑暇の歴史的意義
補章五 ブリオ、ルセルによるゲノス批判
補章六 徳・自由・正義
第V部 史学思想についての若干の考察
第九章 ブルクハルトとギリシア史
補章七 書評:Werner Kaegi, Jacob Burckhardt. Eine Biographie. Bd. 1-VII, Basel/Stuttgart, 1947-1982
補章八 書評:下村寅太郎著『ブルクハルトの世界』
付論 司馬遷とトゥキュディデス
第十章 方法と比較
その一 西洋学の国際化ということ 国際雑誌への寄稿の要件
その二 比較史の可能性
あとがき
引用文献一覧