創文社オンデマンド叢書<br> 現代マクロ経済学(現代経済学選書)

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創文社オンデマンド叢書
現代マクロ経済学(現代経済学選書)

  • 著者名:吉川洋【著】
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  • 講談社(2022/02発売)
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内容説明

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【内容紹介・目次・著者略歴】
マクロ経済学はその姿を一変させ、今や新古典派理論の全盛となり、アメリカを中心とする学界もそれを「進歩」として支持する。著者はこれに断固として反対し、過去二五年間のマクロ経済学を批判的に検討し、理論の基礎をケインズの天才が見抜いた需要不足(=有効需要)に据えて、新しいマクロ経済学を試みる。中級レベルの学習のための道先案内を務める本書を通して、読者は実際的で豊かな可能性に満ちたマクロ経済学を見出すに違いない。

【目次より】
まえがき
図表一覧
序論
1 マクロ経済学の「新古典派化」
2 「新しい」ケインズ経済学
3 新しいマクロ経済学を求めて
景気循環の理論
1 Ramseyモデル
2 リアル・ピジネス・サイクル理論
3 ケインズ的アプローチ
4 金融政策と景気循環
経済成長論
1 Old Growth Theory
2 New Growth Theory 内生的成長モデル
3 経済格差の縮小
新しいマクロ経済学
1 価格と数量
2 生産要素の「不完全雇用」と生産性の部門間不均等
3 ルイス・モデル
4 需要と経済成長
5 残された課題 オープン・エンド
TFPと技術進歩の需要創出効果 技術進歩はいかにして生み出されるのか 技術進歩と不完全雇用
4章付論
文献表

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吉川 洋
1951年生まれ。経済学者。東京大学名誉教授、立正大学学長。東京大学経済学部経済学科卒業、米国イェール大学にて同大学より博士号 (Ph.D.) 取得。専門は、マクロ経済学、日本経済論。
著書に、『マクロ経済学研究』『日本経済とマクロ経済学』『ケインズ 時代と経済学』『マクロ経済学』『高度成長 日本を変えた6000日』『転換期の日本経済』『現代マクロ経済学』
『構造改革と日本経済』『いまこそ、ケインズとシュンペーターに学べ』『デフレーション “日本の慢性病”の全貌を解明する』『人口と日本経済 長寿、イノベーション、経済成長』など多数ある。

目次

まえがき
目次
図表一覧
1 序論
1 マクロ経済学の「新古典派化」
フィリップス・カープ 合理的期待 Lucasモデル マネタリズム=貨幣的景気循環論の退潮 リアル・ビジネス・サイクル理論と「新しい」成長理論
2 「新しい」ケインズ経済学
(i) 名目価格/賃金の硬直性
市場の不均衡と不完全競争 メニュー・コスト 効率賃金
(ii) 市場の失敗
Diamondモデル(外部性) Kiyotakiモデル(収穫逓増)
(iii) 「新しい」ケインズ経済学に対する批判
「実質需要制約」対「名目」貨幣量の制約
名目価格/賃金の伸縮性と経済の安定性
3 新しいマクロ経済学を求めて
有効需要の原理 経済成長における需要制約 産業構造と成長/循環
2 景気循環の理論
1 Ramseyモデル
変分法/最適制御(OptimalControl) Ramseyモデル
フェイズ・ダイアグラム 最適経路の経済学的解釈 Ramsey問題の最適解と市場均衡
2 リアル・ピジネス・サイクル理論
全要素生産性(Total Factor Productivity)  理論モデル 実証研究RBCに対する批判 TFPの再検討 部門別ショック 景気循環のコスト
3 ケインズ的アプローチ
Samuelson/Hicksの「乗数・加速度」モデル Goodwinの非線形モデル 在庫循環のモデル 日本の景気循環
4 金融政策と景気循環
Taylorモデル 流動性/ファイナンス制約 マネー ・サプライと金融政策
3 経済成長論
1 Old Growth Theory
Solowの新古典旅成長モデル 技術進歩 Inadaの条件
2 New Growth Theory 内生的成長モデル
Romerモデル 収穫逓増と経済成長 人的資本の役割 Lucasモデル Learning by Doing 財のバラエティー・モデル Aghion/Howittモデル
3 経済格差の縮小
平準化(Convergence)の有無 因果関係
4 新しいマクロ経済学
1 価格と数量
長期均衡為替レート 小括
2 生産要素の「不完全雇用」と生産性の部門間不均等
生産要素の価値限界生産の部門間不均等 産業内の企業間生産性格差 産業間の生産性格差 不完全競争/生産性格差と「乗数」 動学的考察
3 ルイス・モデル
稲田モデル
4 需要と経済成長
5 残された課題 オープン・エンド
(i) 賃金と利潤率
(ii) 産業構造の変化
(iii) 技術進歩
TFPと技術進歩の需要創出効果 技術進歩はいかにして生み出されるのか 技術進歩と不完全雇用
4章付論
文献表