双葉文庫<br> 夜に駆ける YOASOBI小説集

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双葉文庫
夜に駆ける YOASOBI小説集

  • ISBN:9784575525045

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内容説明

「さよなら」というメッセージを受け取って駆けつけると、彼女はマンションの屋上、フェンスの外に立っていた。出会った瞬間に一目ぼれした僕は、死神が呼んでいると語る彼女を引きとめようとするが――。(「タナトスの誘惑」)「小説を音楽にするユニット」YOASOBIの楽曲『夜に駆ける』『あの夢をなぞって』『たぶん』『アンコール』『ハルジオン』の原作小説を収録!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ソルティ

288
YOASOBIの曲の元になる小説。「夜に駆ける」は実は言いたいことが分からなかったが、納得、でも、そのまま、という感も。私は「世界の終わりと、さよならのうた」→アンコールが良かった。小説、曲共にいい。音楽っていいな。「それでも、ハッピーエンド」は表現が秀逸。「「─でも、すぐ隣にいる人の、聴いてくれた人の背中をちょっとだけ押してくれるような、音楽にはそんなちっぽけな力がきっとあります」(略)「だから私たちは曲を奏でるんですよ。届かないかもしれない。響かないかもしれない。それでも、誰かに届くことを祈って」」2022/09/07

夜桜キハ

60
流行に疎い私でも知っている「夜に駆ける」などのYOASOBIの曲を小説化した物語。元々は小説が原作でそれを曲に起こしたと聞いて驚きました。原作も読みたいです。「夜に駆ける」「あの夢をなぞって」「たぶん」「未発表曲」収録。夜に駆けるの意味は知っていたのですが改めてゾッとですが素敵……だなと。あんなダークを素敵な曲に出来るとは。あの夢をなぞって。曲は知りませんが青春な物語で好きです!たぶんは哀しくともあっさりしていますね。こちらも聴きたいです。未発表曲は音楽について考えさせられました。どんな題名なのでしょうか2023/06/22

たまきら

42
小学五年生が夢中になっているこのミュージシャンについて自分は全く無知だったのですが、「小説を音楽にするユニット」だと知り、この本にたどり着きました。そしてなぜ「 夜に駆ける」のPV視聴の際警告が出るのかようやく理解しました。ユニットが原作と真摯に向き合っていることがインタビューから伝わってきて、その純粋さが小学生らの支持につながってるんだなあ…と甘酸っぱいものを覚えました。しかし、夜に駆けるは小学校でイベントに使われてたけど、自殺の歌と先生たちは知っているのかしら?2022/09/28

まっと

31
彗星の如く世に現れた(というのが自分の印象)ユニット「YOASOBI」、「小説を音楽にする」彼らの楽曲の中から「夜に駆ける」以下全5曲の原作小説。楽曲そのものから入ってその楽曲作りのコンセプトは後から知って「へぇー面白いなぁ」と思っていたが、基の小説がまとまった本書を図書館で見つけて。原作小説を「骨組み」と捉え、そこについている「肉」を付直す過程で、原作の世界観を大事にしつつもなぞるのではなく、自分自身が感じたことや時には敢えて一部裏返してみる勇気も織込んで楽曲に仕上げていく手法が伝わってきた。2023/12/03

(*'ω' *)@k_s

27
購入本~ 小説を音楽にするユニット、YOASOBIの凄さを改めて感じられる1冊。『夜に駆ける』『あの夢をなぞって』『たぶん』『アンコール』『ハルジオン』5つの短編、5つの楽曲。本を読み、歌詞を読み返す。作品の世界観を歌詞が唄が更に広げてくれます。良本✨原作の中では『あの夢をなぞって』が一番好きです。2023/11/07

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