創文社オンデマンド叢書<br> ジョルダーノ・ブルーノの研究

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創文社オンデマンド叢書
ジョルダーノ・ブルーノの研究

  • 著者名:清水純一【著】
  • 価格 ¥7,095(本体¥6,450)
  • 特価 ¥3,547(本体¥3,225)
  • 講談社(2022/02発売)
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内容説明

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【内容紹介・目次・著者略歴】
イタリア・ルネサンス期の自然哲学者ブルーノを思想的発展と体系的解明の両側面からとらえ、全体像の把握を目指し、更にブルーノという個人像の思想史的位置づけ、時代への定着を試みることによって、わが国で比較的立ち遅れているルネサンス時代ないしルネサンス思想解明への通路を開き、東西文化交流の隠れた一実相を明らかにした書。

第一章 ルネサンスの時代思想
一 イタリア・ルネサンスの発祥と背景
二 十五世紀の思潮(1)ヒュマニズムを中心として
三 十五世紀の思潮(2)プラトニズムを中心として
四 十六世紀の思潮(1)アリストテリズムを中心として
五 十六世紀の思潮(2)異端思想を中心として
第二章 ブルーノの生涯
一 死
二 修道院からの脱出
三 遍歴(1) ジュネーヴからパリへ
四 遍歴(2) ロンドン時代
五 遍歴(3) ドイツ彷徨
六 帰国と入獄

第三章 喜劇から哲学へ ブルーノ思想の形成
一 喜劇
二 イデアの影
三 宇宙論哲学の確立
第四章 世界観 ブルーノ思想の体系的解明
一 神の世界
二 自然の世界
三 人間の世界
第五章 ブルーノ思想の諸源泉
一 アヴェロイズム
二 魔術・錬金術
補説 ブルーノ研究文献について
一 原典
二 全集(著作集)
三 翻訳
四 研究書

あとがき
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清水 純一
1924-1988年。イタリア文学者。京都大学名誉教授。京都大学文学部哲学科卒、同大学院修了。専攻はイタリア・ルネサンス期文化(ルネサンス文学・哲学史)。
著書に、『ジョルダーノ・ブルーノの研究』『ルネサンスの偉大と頽廃 ブルーノの生涯と思想』など、訳書に、エウジェニオ・ガレン『イタリアのヒューマニズム』『改訂版 無限、宇宙および諸世界について』フェデリコ・シャボー『ヨーロッパの意味 西欧世界像の歴史的探究』エウジェニオ・ガレン『イタリア・ルネサンスにおける市民生活と科学・魔術』(共訳)『世界の名著 続6 ヴィーコ「新しい学」』(共訳)『レオナルド・ダ・ヴィンチの解剖図』ケネス・キール、カルロ・ペドレッティ編(共訳)『カスティリオーネ 宮廷人』(共訳)などがある。

目次

第一章 ルネサンスの時代思想
一 イタリア・ルネサンスの発祥と背景
二 十五世紀の思潮(1)ヒュマニズムを中心として
三 十五世紀の思潮(2)プラトニズムを中心として
四 十六世紀の思潮(1)アリストテリズムを中心として
五 十六世紀の思潮(2)異端思想を中心として
第二章 ブルーノの生涯
一 死
一 死 二 ローマ審問 三 死と哲学
二 修道院からの脱出
一 生い立ちと故郷ノラ 二 ノラからナポリへ 三 二人の師 四 修道院の生活
三 遍歴(1) ジュネーヴからパリへ
一 北イタリアとジュネーヴ 二 トルーズ 三 パリのブルーノ
四 遍歴(2) ロンドン時代
一 ロンドン 二 オックスフォード事件
五 遍歴(3) ドイツ彷徨
一 第二次パリ滞在 二 マールブルク、ヴィッテンベルク 三 プラハ、ヘルムシュタット、フランクフルト
六 帰国と入獄
一 イタリア帰国 二 ヴェネツィア審問 三 ヴェネツィアからローマへ
第三章 喜劇から哲学へ ブルーノ思想の形成
一 喜劇
一 喜劇『燈火を掲げる者』 二 喜劇の成立 三 反時代精神 四 異端精神の発酵
二 イデアの影
一 『イデアの影』 二 『記憶術』 三 『記憶術』の作品的意義
三 宇宙論哲学の確立
一 宇宙論 二 無限 三 宇宙霊
第四章 世界観 ブルーノ思想の体系的解明
一 神の世界
一 神の超越性 二 哲学と宗教 三 第一原因・一者・宇宙霊
二 自然の世界
一 イデアの跡 二 質料 三 アトム 四 第一質料 五 光 六 自然の秩序
三 人間の世界
一 影と技術 二 認識 三 情念と狂気 四 人間愛とヒュマニスト・ブルーノ
第五章 ブルーノ思想の諸源泉
一 アヴェロイズム
一 異端的思想源泉とアヴェロイズム 二 パドヴァ・アヴェロイズムの展開 三 ポムポナッツィの霊魂可死説 四 ニーフォと唯一霊魂説
二 魔術・錬金術
一 ブルーノと魔術 二 ルネサンスと魔術 三 デッラ・ポルタの場合 四 ルネサンス魔術の源泉 錬金術・記憶術・カバラ 五 結語
補説 ブルーノ研究文献について
一 原典
一 版本 二 手稿 三 紛失著作
二 全集(著作集)
一 ラテン語作品 二 イタリア語作品
三 翻訳
四 研究書

あとがき