内容説明
赤紫の海・極彩色の神殿の 真実の古代ギリシャへ!! 青い海、青い空、白亜の神殿、ロマンチックな神話といった、私たちが日ごろイメージする古代ギリシャとはちょっと違う、「古代ギリシャのリアル」がわかる一冊。なぜ古代ギリシャ人は血や涙を「緑色」と表現するのか? なぜ古代ギリシャの主神ゼウスはあんなに浮気性なのか? そして「壺絵の落書きにみる同性愛」に至るまで、ネットやツイッターで大人気の著者が詳細かつ面白く解説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kazi
83
読書家の皆様、神慮めでたく!TBSラジオ番組「ウィークエンド・シャッフル」でのトークを拝聴して以来、藤村シシン先生の大ファンです。この本の著者である藤村先生は自分の好きなことに対してまっすぐに突き進む姿勢がとにかく素晴らしいんです。アカデミックになり過ぎない著者のどことなく「ぼんくら」(いい意味で!(^▽^;))な人となりが、書面から伝わってきていい感じです。お堅いギリシャの研究家というより、とんでもない「古代ギリシャおたく」(ものすごくいい意味で!)って感じ。内容的にはギリシャ史に関して何も知らない、2020/09/01
肉尊
72
ゲーム散歩でお馴染みの藤村シシンさんの本をついに読むことができました!ギリシア神話は面白いとは思うけど複雑すぎてついていけない部分があったけど、そんな迷いも吹き飛ぶほどエネルギッシュで絶妙な例えが興味を唆ります。まるで見てきたかのように話す、とよく言われるそうですが、逸話を1つ1つ丁寧に出典をあげてますから、研究したい人にもオススメ。まだご存知のない方はこちらから。 【アサクリでギリシャ観光#06】 https://www.youtube.com/watch?v=V3ODrWsRuig2021/12/25
コットン
68
ジョンさんのオススメ本。ギリシャの神々を掘り下げて語っている。アフロディア(ヴィーナス)の人間の男アンキセスとの一夜が面白い。2019/05/05
HMax
49
腐女子?が語る、オリンポス十二神の履歴書を中心に進む驚きの古代ギリシャの事実の数々。「碧い海、青い空、白い神殿」、この白、実は18世紀半ばからのギリシャブームで西欧の人々が崇高な白になるように削ったためだそうで、「白亜の白人の古代ギリシャ」自身が捏造の可能性もあるそうで、すっかり騙されていました。そもそも古代ギリシャが完全に滅び、紀元前2世紀頃にローマの支配下に入って以降は自分達をロマイオイ(ローマ人)と称し、ヘレネス(ギリシャ人)という言葉は野蛮人を指す言葉へ変わったというのは寂しい気がします。2020/07/12
たまきら
38
ギリシャ神話が大好きだったのでワクワクしながら手に取りました。去年娘さんがエジプト神話について調べてくれたおかげで、また違った視点で楽しむことが出来ました。この偉大な文明が与えた影響を考えると、確かに「黒いアテナ」にはそれなりの議論の余地がある気がします。使われていた顔料がわかったら面白いのにな。2022/09/28
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