エル・アルコン －鷹－ 完全版

著者名：青池保子

秋田書店（2022/02発売）

• ISBN：9784253102643

内容説明

16世紀末、イギリス。世界の七つの海を征服せんと、己の野望を燃やす男・ティリアン。彼の激動の生涯が、はじめて一冊に。「七つの海 七つの空」「エル・アルコン-鷹-」「テンペスト」の全3エピソードに加え、すべてのカラー・モノクロイラスト、エッセイコミックほかを完全収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ミナ]

完全版嬉しいけど、こんだけ分厚いと読みにくいのよ…。原画展で久しぶりにティリアンと相見え、その色使いの美しいことといったら！七つの海七つの空はやっぱりキャーキャーしている感が相変わらず苦手。正統派を捨てて黒髪サド目族が闊歩する先生の作品が好きなんだとエル・アルコンやテンペストを読んで思う。安蘭けいさんのティリアンはそりゃもうかっこよかったけど、話は詰め込みすぎて原作からもかけ離れ意味わからんかったけど再演して大丈夫だったのか？宝塚と東京で120回爆死したティリアンだけど、時を経てその記録を更新したわね。

2023/08/23

[neimu]

リアルタイムコミックを持っているにもかかわらず、完全版に載っている青池さんのコメントが欲しくて買ってしまった。いやあ四半世紀以上ぶりに読んでも懐かしいし、自分の好きなタイプのヒーローなので嬉しい。今思えば充分非リア充だったんだな、若い頃の私って思い出させてくれた一冊。当然、前半よりも後半、エロイカのご先祖よりも少佐のルーツが好みです。思えば私の漫画世界を育ててくれた人は、既に鬼籍に入ったり還暦を超したりで・・・しみじみしちゃうなあ。

2012/06/21

[むらさきいろの薔薇が好き]

電子で読了。june好きな自分が何故かエロイカ、イブの息子を読んでないのは何故だったかしら～歴史海賊ものとても面白い。ジェンダーの描き方に？がついたからかしら。

2025/05/17

[つむ丸]

セブンティーンで読んだ「7つの海7つの空」思えばこれが、悪の魅力に初めて目覚めた作品だった。ティリアンは、今読みなおしてもなんて魅力的なのだろう・・!

2012/06/26

[ねこつり]

この分厚さと内容でこのお値段はお安いのでは？？ティリアン様は幼い頃トキメイたままの麗しいお姿でした！『テンペスト』は初読みだったけど、女海賊ギルダが気高く印象的。当時の青池さんがノリノリなのが伝わってきて楽しかった。

2012/08/18