内容説明
TRPG愛好家の主人公・ユウ。彼が古本屋で見つけたゲームの本から、姿を現したのは自称『TRPGの女神』!? 連れてこられたのは自作シナリオの世界! 気まぐれな確率に立ち向かう遊戯幻想ファンタジー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のれん
13
自作したTRPGシナリオの世界に入り込むという微妙に難しい冒険譚。 TRPGが好きな人向けというには元ネタが凡すぎるしスキル活用も少ない。逆に初心者向けと言うには世界観やルールといったTRPGの楽しみ方が断片的で分かりにくい。 GM役とプレイヤー同士の語りや、台詞作りはリプレイ以上のものは出来ないだろうが、だからといってここまでするとTRPGが普通の異界冒険ファンタジーの背景程度にしかなってない。 辛口ではあるが、愛着ある作品を通した主人公と女神の物語として綺麗にまとまってる所は評価したい。2022/02/20
真白優樹
10
TRPG好きな少年が、謎の女神により自作ゲームの世界に引っ張り込まれ始まる物語。―――さぁ、賽子を振ろう、己が全てをその一振りに託して。 TRPGというゲーム性を下地にしながらドタバタに満ちた冒険を繰り広げるこの物語。基本的に明るく楽しく元気よくといった感じの物語であり、気軽に肩の力を抜いて笑えて楽しめる物語である。いい意味で軽い作品を読みたい読者様にはお勧めしたい。これからも続く日常は女神と共に。果たして少年はこの先、どんなゲームへと歩いていくのだろうか。 次巻もあってほしいものである。2022/02/20
リク@ぼっち党員
8
TRPGのGMとしてゲームを回していた少年が、自作シナリオのキャラクターとしてプレイヤー側でゲームクリアを目指す。TRPGはプレイしたことないけど、主人公のTRPG好きがしっかりと伝わった。大事な時の致命的な失敗、一足らないはTRPGに限らずあるけど、TRPGでの重みはその他とはまた違うもの。失敗したら取り返しがつかない、待ったなしがTRPGの難しさであり醍醐味。ゲームだからこそ本気、その姿勢がきっちりと定まっていたのが良かった。2022/02/27
サバラン
4
少年と女神のスラップスティック冒険譚。 難しいことを考えずに楽しんで読める良娯楽作でした。 TRPGが物語の下地ですが、経験者なら当然知っているようなゲーム用語も文中で解説されているので、詳しくない人でも引っかかりなく読めると思います。 一方で「あるあるネタ」をうまく物語に取り入れているところも○。 ファンタジーだけでなく現代ものやSFなど色々な世界に展開しそうな作品なので、続きも楽しみです。2022/02/22
菊地
3
うーん、もう少しTRPGリプレイのような方向性を期待してただけに、ちょっと期待していたものとは違った。 「友達」を模したキャラは出てくるけど、友達本人が操作している訳ではないないからNPCにしか思えなかったし、コンピューターRPG世界に入り込んだものとの差別化が出来ていなかった印象。ダイスロールを除けばTRPGらしい楽しさを描けていたとは思えませんでしたね。 ただ友達にGMを頼めない・過去にトラウマがある主人公の成長劇としての評価軸もあるし、こういう匙加減のものを求めている人もいるだろうとは思いますね。2022/02/21
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