わたしの体に呪いをかけるな

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わたしの体に呪いをかけるな

  • ISBN:9784575316926

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内容説明

笑うな。哀れむな。値踏みをするな。わたしの体はわたしのものだ。
体形への偏見やスティグマ、インターネットトロールの誹謗中傷、ジョークの皮をかぶった性暴力……。女性(わたし)たちから人生を奪うこの社会のシステムを、全部蹴っ飛ばせ。気鋭の批評家が自らの体験をもとに綴った、不屈のユーモアと怒りのフェミニズム戦記。

[岡田育さん(文筆家)推薦]
リンディはオタクでフェミニストでコメディアン。冴えない青春時代を生き延びて、下劣なバッシングとクソリプの嵐をかいくぐり、物言うしぶとい大人になった。彼女の人生を読み進めるうち、自分の身に起きた悲しい出来事もみんなジョークに変えてもらえる気がしてきた。きっとこの人となら、何だって一緒に面白おかしく笑い飛ばせるだろう。でも、それで私たちの怒りの炎が消えるわけではない。身体に心に深く刻まれ、人知れず泣きながら癒してきた無数の傷を、私たちは忘れない。尊厳を踏みにじってくる奴らに、「ねえ、マジで笑っちゃうほど痛いんですけど、聞こえてる?」と叫び続け、けっして黙らずにいたい。自分らしく生きるために、俯くのをやめて真顔のまま笑おう。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

R

50
太っていること、女性であること、この2点を起因としての理不尽に対して怒りを表明する文章。反ルッキズムと、安易にまとめてしまえない内容が舌鋒鋭く展開されて、政治体制や、大きな流れのようなものへの疑問と反論が読める。少々感情的すぎるところもあるけど、それほど怒りを催すような世界に生きているんだと思わされる。決めつけにより、議論にすらならないというのは、世の中に蔓延るものだよなと改めて思い知るわけだが、解決しようがないよな。2023/06/01

ズー

20
例えや表現がアメリカ的で、?って感じになりつつも、ルッキズムやミソジニーなどの問題、コメディーにおいての触れてはならないライン、お笑いの世界もやはり男性社会。日本のお笑い見てても、それは笑えないよと思うこと多いし、発言が大問題になった芸人いるなーとか。有名人で自分のリスクも恐れず発言するため、トロールにひどい言葉を浴びせられるリンディ。後半はそんなトロールの1人が…そこにちょっとなぜか涙ぐんでしまった。なんの涙だろこれは。終盤の「人間であることは誰しも大変…」のくだりが心に刺さった。2022/03/22

あられ

12
アカデミー賞授賞式でウィル・スミスさんが平手打ちをした件で、本の内容がすとんと落ちてきた。誰であれ傷つくことはいや、傷つけられたら反応する。いやなことはいやって言っていい。自分は自分でいればいい、というあたりまえのことを、改めて教えてくれた。ただ、アメリカンジョークはよくわからないけど、傷つけるものが多いらしいのはいやだね。言葉を発したら元には戻らない、ということを考えてから言っていただきたい。言われたらいやなことは言わない、これだけでもかなり心地よくなるのではないか、と思う。ありがとう、リンディ。2022/03/30

まこ

10
女性特有の体の問題に加えて、太った体も著者を苦しめる。その体型で言われのない誹謗中傷を身近な人たちからも受ける。いい加減にしてくれ!。この方は自分と反対の意見の人と話し合おうとし、ネット上の誤解を自らの口で違うと声明を出した。それはフェミニズム以外でも大事なこと。2022/05/27

まこ

8
著者はその体型ゆえに、ネット上で攻撃されやすいし余計なお世話を言われる。好きで太っているわけでないと声を大にして言いたい、不都合もあるけど。太ってなくても女性の体にある問題、家族や恋人とのエピソードも散りばめてユーモアに記してる。ネットで攻撃する人達はネットを離れたら普通の人と気づいて、何かのきっかけで豹変する恐ろしさは著者の中にある。何がどう攻撃になるかわからない。2022/11/30

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