創元海外SF叢書<br> 永遠の真夜中の都市

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創元海外SF叢書
永遠の真夜中の都市

  • ISBN:9784488014667

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内容説明

常に太陽に同じ面を向ける植民惑星の、永遠の昼と夜に挟まれた黄昏地帯で、ゆるやかに衰退してゆく人類。ソフィーは愛する対象であり革命を志すビアンカをかばって町を追放されるが、永遠の夜の中で異質な知的生命体と出会い、人類がこの過酷な惑星で生き延びるための重大な秘密に迫ってゆく……。ネビュラ賞・ローカス賞受賞『空のあらゆる鳥を』の新鋭作家が放つ、ローカス賞SF長編部門受賞・ヒューゴー賞候補作。/解説=三村美衣

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

24
前作といい、著者はぐだぐだ葛藤する主人公が好きなのだと思う。だから彼等がまっすぐな心根を持つにも関わらず物語がなかなか進まない。お互いに相手には変わって欲しいと願いながら自分は絶対変わりたくないというスタンスを変えないのでぐだぐだ。あとおまけにこれオープンエンドですね。続編ありなのかな。2022/04/07

宇宙猫

18
挫折。人類が100年程前に入植した昼夜が固定された星の話。その星の生物が知的生命体らしいとか、面白くなりそうと半分くらい読んだけど、なりそうなまま終わりそうな予感がして挫折。長い状況説明の後、面白くなってきたところで章が終わり、次の章で同じことが繰り返されるので心が折れる。2022/05/20

ロア

14
言いたいことは色々ある、かもしれない。けど言わない。マウスのパートを読むのは好きだった(*´ω`*) 2022/07/11

本の蟲

12
魔女と科学少年のボーイミーツガールである『空のあらゆる鳥を』作者の新作ということで、わりと期待して読んだが、さっぱり合わなかった。公転と自転面が一致しているため、片側は常に灼熱地獄。もう一方は極寒の植民惑星。境界の帯状部分に住み着いた人類だが、ゆるやかに衰退し残った都市もわずか二つ。主人公はその都市内で友人の罪をかぶり追放されるが、野生の狩猟生物と思われていた「ワニ」に助けられ、彼らが高度な知的生命体という事実を知る…。いやこれが全く話は進まないし、終盤でも大した秘密もカタルシスもなく、終始ぐだぐだ(続2022/03/31

もち

12
「それでもあんたは、史上最大の掟破りだ」◆人類が流れ着いたのは、昼と夜が固定され、死に満ちた惑星。内気な少女と才気溢れる少女、凄腕の運び屋とその相棒。四人の女性たちの運命は、黄昏地帯にある二つの街を循環する。異形の生命体を中心にして――■ハードな冒険SFを土台に、陰謀劇、コンタクト、バディなどの要素を詰め込んだ力作。設定は細かいが、物語は最上のエッセンスのみを掬うように素早く展開。全ての章で急転直下が待ち構え、世界を変えていった「手段」へと至る。2022/03/12

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