ビッグコミックス<br> 浦沢直樹 描いて描いて描きまくる

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ビッグコミックス
浦沢直樹 描いて描いて描きまくる

  • 著者名:浦沢直樹【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 小学館(2022/02発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784091990419

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内容説明

14万字超インタビュー収録。浦沢作品公式副読本!!

※この作品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

『パイナップルARMY』『YAWARA!』『MASTERキートン』『Happy!』『MONSTER』『20世紀少年』『PLUTO』『BILLY BAT』。

デビュー32年、単行本150冊、合計3万ページ、累計1億2662万部(※2015年当時)。

「浦沢直樹は、すごい」「浦沢直樹は、大御所だ」「天才だ」

経歴ばかりが先に立ち、いつの頃からか、そんな漠然とした語られ方しかしなくなった。

……では、浦沢直樹とは、何がどうすごいのか?

キャラクターの創造力、表情描写、コマ割り・構図、ストーリーテリング、演出力、強い引き、視野の広さ、通底する美学/哲学……

そのどれかひとつを取り上げたところで、本質からはかえって遠のくばかり。

ならば徹底的につまびらかにしようと、その半生と各作品の制作舞台裏について、合計12時間38分、14万5千字にのぼる超ロングインタビューを敢行!

『MONSTER』グリマーさん最後のシーンの下絵、『YAWARA!』『MASTERキートン』初期設定ラフ、『20世紀少年』ネームなどなど、ここでしか見られない制作秘蔵カットやカラーイラスト、忘れがたい名場面等、図版も多数収録。

ネタバレ注意の表記もあるため、未読の作品に関するインタビューも安心してお読みいただける親切設計!

漫画家・浦沢直樹とその作品の魅力を正しく理解するための、公式ガイドブック決定版!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えちぜんや よーた

86
「YAWARA!」と「Happy!」の比較。やはり「Happy!」は「YAWARA!」のアンチとして書かれていた。「Happy!」には「主人公はこうあってほしい」という読者のイメージをことごとく裏切っていく浦沢先生の意図が読み取れる。「Happy!」は「YAWARA!」と比べて善人がほとんど出てこないけど、現実の世界に即していると思う。マンガゆえに少々おおげさな描写もあるけど、世の中そんなもんじゃないでしょうかね。孤立無援でアゲインストの風がビュービューが吹きまくっているのところこそ世間というもの。2019/07/25

s-kozy

72
これも息子からの借り本。「YAWARA!」「MONSTER」「20世紀少年」などで有名な漫画家・浦沢直樹が自身の半生とそれぞれの作品の制作秘話、さらに未来の展望についても語ったインタビューと秘蔵カットも掲載されている豪華な内容。中程には「MONSTER」のあるニ頁の「ネーム・下書き・完成原稿・雑誌掲載版」まである。ご本人は「ダサいことはやりたくない」という意識が強く、感覚的に読者が求めていることが分かるようで「天才肌の漫画職人」という印象を持った。いかん、「BILLY BAT」も読みたくなってしまった。2017/02/07

ぐうぐう

30
今春、世田谷文学館で開催された『浦沢直樹展』を補完する目的で読むのが、本書の正しい接し方だろう。『浦沢直樹展』では、6歳のときに描いた鉄人28号の絵から、最新作『BILLY BAT』まで、多くの原画に触れる貴重な機会を得たが、本書はそのバックグラウンド、漫画家・浦沢直樹がどのように誕生し、いかにヒット作を連発する才能を得たかを、本人へののべ12時間半にもおよぶインタビューで明かしていく。多くの漫画家がそうであるように、手塚治虫体験で始まった浦沢の漫画人生は、大友克洋ショックにより本格化していく。(つづく)2016/04/15

nukowan

21
NHKで放送されている漫勉シリーズおもしろいですよね。初期短編集から読んでいたスピリッツ世代です。YAWARA!時代はその他大勢の漫画家さんとして捉えていたけど、MONSTER、PLUTOのクオリティはさすがでした。認めざるを得ない。キチンと風呂敷をたたまないイメージがあったけど、最近は「物語を片付けない」という作り方もあることを認めてる。伊坂幸太郎作品とかでもあるよね。三日間のインタビューをまとめた読み応えのあるオフィシャル公式本でした。漫勉のフリートークをずっと聞いてるような感覚でたのしく読んでいた。2020/12/18

Bo-he-mian

17
浦沢直樹は、『20世紀少年』で注目されメディアへの露出が増えた頃から、インタビュー記事や番組をそこそこ追ってきた。心の中では坂口尚のような漫画家を尊敬しながらも、メジャーで成功しなければ食っていけない現実主義者の印象が強くて、「お茶の間に出せないものは基本的に描かない」という言葉が強く印象に残っていた。だから基本的に「王道」の人だと永年思っていたが、このロングインタビュー本を読むと、むしろ逆で、王道の真逆をやり続けた人で、やはり反逆児なのだと強く印象づけられた事が、今までのインタビューと違い面白かった。2024/04/17

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