岩波ブックレット<br> 東京オリンピック始末記

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岩波ブックレット
東京オリンピック始末記

  • 著者名:小笠原博毅/山本敦久
  • 価格 ¥572(本体¥520)
  • 岩波書店(2022/02発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784002710570

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内容説明

なぜ開催してはならなかったのか.オリンピックおよびIOCによって歪められるスポーツと,犠牲を被るアスリートの姿.そしてわれわれ市民に遺された有形無形の負の遺産を徹底追及.東京2020を「終わったことにさせない」ため,オリンピックの問題性にいち早く警鐘を鳴らし一貫して批判を続けてきた研究者が総括する.

目次

はじめに コロナとIOC┴第一部 オリンピックからスポーツを解放する┴第二部 オリンピックを捨て去る┴第三部 それでも残る負債┴おわりに┴参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

こも 旧柏バカ一代

28
マイナースポーツがオリンピックに採用されても、そのスポーツの根底にあるモノを壊してるらしい。例えば冬の五輪のスノーボードのハーフパイプ。カッコよさ、楽しさを追及していたのに。オリンピック競技になってから高難度の技を規定通りにする競技に変わってしまったらしい。新しい技も出て来ない。根本的な話。スポーツによる平和、平等とは一体何なんだろか?政治的な事を選手に禁じるわりには政治家達は政治に利用するし税金も投入される。そんな平和の祭典と呼ばれる五輪。スポーツ=平和とはどう説明されても納得出来る言葉は出て来ない。2022/02/25

青雲空

6
オリンピックには終始反対で、一切観なかった。私的にはオリンピック・フリーは簡単だったが、社会としてオリンピックを無かったことにはできない。負の遺産が貯まりまくっている。にもかかわらず、次はサッポロという愚か者が居る。 明確に反対しておられた瀬戸内寂聴さんもドナルド・キーンさんも亡くなられた。今の惨状をどう見ておられるだろう?2022/05/22

ぴっちゃん

5
世界の一流スポーツ選手のパフォーマンスを観るのは楽しい。しかし昨年の東京五輪ではTVにくぎ付けになりながらもこれで良いのか訝る気持ちをぬぐえなかった。この本では約60Pの短さでパンデミック下という今回特有の問題と、東京五輪招致の際の欺瞞のほかに、オリンピックの抱える根源的な問題までもわかりやすく論じられている。ボードが五輪競技になることで失われたものがあることは知らない人も多いと思うので、この問題は広く提起してほしい。そして今回明らかになった様々な問題を解決しないまま別の五輪招致はやめてほしい。2022/06/25

みさと

5
オリンピックに反対する論者が放つ根源的な批判。「ぼったくり男爵」IOCによる巨額経費は、開催国・地元の負債として重くのしかかる。スポーツに政治を持ち込ませないと言いながら、抑圧を訴えて人権を訴える黒人や女性アスリートの抗議行動を認めない政治性を発揮する。スケボー、スノボーのような、自由な表現を重んじるスポーツを、五輪種目とすることで、ルールでがんじがらめにした勝利至上主義のものへと変質させてしまった。スポーツからは自由を、アスリートからは尊厳を、社会からは富を略奪するオリンピック、そろそろやめませんか。2022/02/08

たろーたん

3
第一章は「オリンピックからスポーツを解放する」だった。東京2020五輪の場合、IOCのバッハ会長は、コロナ禍でも開催への意欲を隠すことなく、「我々はいくらかの犠牲を払わなければならない」と発言した。ここから、オリンピックは資本主義の化け物以上に、もっと不合理な略奪者であるということが分かるだろう。菅首相「やめることは、いちばん簡単なこと、楽なことだ」と述べ、「挑戦するのが政府の役割だ」と強調したが、この言葉はIOCとの植民地関係を如実に表している。(続)2024/07/05

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