内容説明
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発達障害児の学校・家庭・福祉の連携!
本書は、通常学級に通う発達障害のある子どもの就学から、保育所・幼稚園・小学校、中学校、高校、大学、進学先・就職先への移行支援(引継ぎ)などについての、子どものライフステージに沿った形で好事例をたくさん掲載し、どうすれば「学び」の保障ができるかわかる内容です。
子どもを支えるたくさんの好事例と法律・ルールを知ることで、家庭・学校・福祉や医療等の関係機関が、共通の土台に立って、連携していける充実の内容になっています。
障害のある子どもたちを守るための前提となる法律やルールなどを保護者や学校、そして周囲にいる支援者が知っておくことが大事と述べ、法律やルールが、刻々と変化していることを、具体的に、わかりやすく紹介します。
学校・家庭・福祉に携わる方々のコラムも多数紹介しています。
著者は、前文部科学省特別支援教育調査官。企業の社会人野球チームに所属という異色の経歴を持ち、その後、知的障害者施設や県立特別支援学校に勤務し、いまは兵庫県教育委員会特別支援教育課に所属する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じゃがたろう
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パワフルな著者による豊富な実務経験に基づいて作成された本。著者の思いが、「はじめに」や「あとがき」、散りばめられたコラムから溢れ出ていると感じた。好事例をまとめたものは日陰に隠れがちというのは共感できる部分である。個人的にはPart1の好事例がもう少し多めにするとか、Part1とPart2の構成を逆にすると読みやすいと感じた。それこそがオリジナリティかもしれないが。連携なくして発達障害児者の支援は語れないというのは最近よく見聞きする。著者のアウトリーチの意訳(204ページ)は興味深い。2023/05/14