内容説明
身近な存在なのに謎がいっぱいの「ねこ」。一緒に暮らしていても、行動や感情表現など不思議に思うこともたくさんある。長年ねこの研究を行っている動物学者が、優れた身体能力や感覚器の鋭さから人間の治癒力まですごい生態を解明。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
34
既視感を感じながら取り寄せたあと、新書版で読んだことに気づきました。とはいえ改定がされており、特に先生の研究対象であった相島の猫たちが一斉避妊去勢手術を受けるまでのエピソード、そして先生が提案するTNRならぬTVHRに複雑な気持ちを持ちました。外を気ままに闊歩している野良猫の姿はどんどん過去のものになりつつあります。同時にあっという間に死んでいく猫たちのことを思い出すと、過去のものになってもいい気もします。これからもっと考えないといけない課題な気がしました。2022/04/06
おせきはん
31
ねこの生態について様々な視点から解説されています。肉食獣としてのすごさに改めて驚く一方で、避妊去勢をしなければ共存できなくなってしまった人間とねこの関係には、複雑な思いを持ちました。2022/07/17
コジ
24
猫の能力や行動などの学術的説明を非常にわかりやすく説明してくれている。単行本として発売されたのが2016年なので最新情報は得られないが、猫識入門書としては十分な内容。これを読むと猫の凄さより、動物としてのヒトの情けなさを実感する。ねこはすごい?はい、ねこはすごい…可愛いです!2023/04/25
taraimo
21
どちらかというと私は犬派で、猫は序に看ている感覚でしたが、その存在は大きくなりつつあり、本書で猫の特性や能力を知りヒントを得ました。満面の笑みは稀でも、耳やヒゲの動きから気持ちを想像し、ゴロゴロ鳴らす喉の振動が手に伝わる時が私も至福です。敵を抱え込み首に牙を剥き仕留める、そんな光景を職場の先住猫が新入り野良猫にやったけれど、歯が抜け落ちた老猫にやられても慕うように離れない若蔵にクスっと。安易な餌やりや野良猫の繁殖など課題はあるものの、島での人と猫のように地域と猫の良い空気感が築けたらと願います。 2024/05/12
みこ
20
ある程度定期的に刊行され、そして定期的に買って読んでしまう猫本。今更タイトルで凄いと言われてもこれだけ人々(というか私)の心を鷲掴みにしているのだから凄いのは知っている。相変わらず猫の魅力満載だが江戸時代の猫ブームや日本における猫文化などの紹介が目を惹いた。2022/03/24
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