内容説明
英語ではブック・スコーピオンと呼ばれる、古書に棲みサソリのようなハサミを持つカニムシ。古書以外にも、木の幹や落ち葉の下など、私たちの身近にいるムシなのだが、ほとんどの人がその存在を知らない。カニムシについてわかっていないことも多い。この虫一筋40年の著者が、これまでの採集・観察をまとめた稀有な記録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tatsuhito Matsuzaki
15
少年の頃、昆虫採集が大好きでした。 きっと自分もカニムシと何度も遭遇していた筈ですが、眼中に無かったせいかこの歳になるまでカニムシの存在を知りませんでした。 見映えは、蟻地獄のボディにサソリ又は手長エビのハサミを着けたような感じですね🦂 #擬蠍 #ツチカニムシ #コケカニムシ #キカニムシ #テナガカニムシ #タカシマトゲツチカニムシ #スズカメナシツチカメムシ #オガサワラトゲツチカニムシ2022/02/12
yooou
5
☆☆☆★★ カニムシも意外でしたが研究活動も予想を超える意外さでした。こんな大変なことを何年も続けないと成果が出せないものなんですねー。いやはや恐れ入りました2022/04/03
vonnel_g
2
極地以外は(探せばいたりして)割と生息範囲が広く、捕まえづらく飼いにく先行研究も少ないらしいカニムシ。こんな生物初めて聞いた。本棚に潜むと表紙にあるので紙魚の一種かと思ったら紙魚を捕食するんだそうで。こんなマイナーな虫でもグッズを制作する「あまのじゃくとへそまがり」さんは偉大だ。2022/02/13
el_desvios
2
いやー、最高に面白い。カニムシ、見たい・・・2022/01/29
takao
2
ふむ2022/01/17