内容説明
「東京の端っこ」をめぐる散歩エッセイ&ガイド。
東京の端っこってどんなところ? なにがあるの?
東京都のハシ、あの町のハシ、海のハシ、鉄道のハシなど、
ちょっと気になる「端っこ」散歩のストーリーを25コース紹介。
遠くの観光地より近くの「端」。そこにはいろいろな再発見や意外な穴場スポットがたくさんあります。
東京都内といえども、ふだんはなかなかいけない場所への散歩は、想像以上に面白く、かつ新鮮。
いまこそ楽しみたい“オモシロ・お手軽マイクロ・ツーリズム”の提案です。
■著者について
岩本 薫(いわもと・かおる)
1963年東京生まれ。
本業のコピーライターのかたわら、webマガジン「ひなびた温泉研究所」(http://hina-ken.com/)を運営。
日本全国のひなびた温泉をめぐって取材・執筆活動をしている。TV、ラジオ、雑誌などのメディ出演も多数。
散歩好き、珍スポット愛好家でもあり、徒歩・電車・バス・スーパーカブを駆使して、日々探訪を続ける。
著書に『ひなびた温泉パラダイス』(山と溪谷社)、『ヘンな温泉』『日本ひな百泉』(みらいパブリッシング)がある。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニッポニア
61
これは楽しいな。ヤマケイ文庫。以下メモ。マーガリンを製造する島の工場、たまに食べると悪くないんだよね。歩いて渡れる東京ゲートブリッジ。川崎港海底トンネル、人道で1キロ歩けるという、意味もなく行ってみたい。現代アートかと思うほどの、巨大なタンク、配管が楽しめる川崎工業地帯。東京勢間もちゃんと広報のために施設を作っている。蒲田の高温湯、低音湯で慣らしてから入ること。味噌ラーメンとコークを食べる米兵、なんか絵になる。町中華を知りたければチャーハンを頼め。魚動というダムを登るための魚の道が整備されている。2024/02/17
ちゃとら
36
【図書館本】図書館で見かけ面白そうだと手に取ってみた。JR鶴見線の海芝浦駅や、国道駅。夢の島に第五福竜丸が残っている事や、五日市の廃線跡など。あまり期待をしなかった(著者の方、失礼しました)割には、マニアックな知らなかった情報が詰め込まれていて楽しめました。2025/01/31
雲をみるひと
31
東京とその近郊各地の探訪日記。題名の通りあまり主要でない場所が多く取り上げられている。訪問地の選び方、文章の構成に妙があり、行ってみたいと思わせられる章が多かった。あまり知られていない東京の魅力を知れる一冊。2022/07/20
おかむら
28
東京都の端っこ案内。東側の江戸川区妙見島とか葛飾区の水元公園、西側の檜原村や武蔵五日市。東京広いなー。行って見たくなったとこ、東京ゲートブリッジに登れる若洲昇降タワー、町田リス園、檜原村のモノレール、福生のビザハウス「ニコラ」、あと本当になんもなさそうな瑞穂町。Googleマップに印を付けつつ読みました。2022/05/07
Go Extreme
3
都心周辺: 横浜市―京浜湾岸の端っこ珍スポ・JR海芝浦駅へ 江戸川区―旧江戸川にある中州、妙見島でニューヨーク体験を 江東区―都バス終点にあるリアルネオ東京へ 江東区―歩いて渡れる巨大橋、東京ゲートブリッジへ 江東区―第五福竜丸がひっそりと眠る、夢の島公園へ 東京近郊: 日野市―地球で2番目の文明・多摩動物公園昆虫園へ 町田市―裏路地的商店街を抜けて日本の原風景へ 東村山市―トトロの森・多摩湖から八国山緑地へ 飯能市―東京と埼玉の狭間にある巨大な鳥居観音へ 福生市―東京のいちばん端っこのアメリカ福生へ 2022/11/15