日本車敗北――「EV戦争」の衝撃

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日本車敗北――「EV戦争」の衝撃

  • 著者名:村沢義久
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • プレジデント社(書籍)(2022/02発売)
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  • ISBN:9784833424455

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内容説明

【内容紹介】
テスラの躍進、「ガソリン車&ハイブリッド車」禁止、売れないFCV、EV開発の遅れ・・・・・・
「日本車」は本当に生き残れるのか?
激変する自動車産業の最新潮流を、第一人者が解説。

「日本経済の優等生」といわれた日本車は、圧倒的な競争力のもと、多額の貿易黒字をもたらしてきた。それがいま「危機」に直面している。

世界各国で「脱ガソリン車」の動きが進む現在、車の「EVシフト」はもはや避けようがない。「ガソリン車の技術」では勝てない時代がやってきたのである。

「ゲームチェンジ」を前に、日本車メーカーは立ちすくんでいる。
成功体験を捨てられず、変われない日本車メーカー。
それを尻目に、テスラ、中国・韓国の猛追が始まった。

日本車はこのまま駆逐されてしまうのだろうか?
東大、ゴールドマンサックス等において、草創期よりEVに関わってきた第一人者が、「EVサバイバル時代」の全貌を解説。

【著者紹介】
[著]村沢 義久(むらさわ・よしひさ)
元東京大学特任教授、環境経営コンサルタント。
1948年徳島県生まれ。東京大学工学部卒業、東京大学大学院工学系研究科修了(情報工学専攻)。スタンフォード大学経営大学院にてMBAを取得。その後、米コンサルタント大手、ベイン・アンド・カンパニーに入社。ブーズ・アレン・アンド・ハミルトン日本代表を経て、ゴールドマン・サックス証券バイスプレジデント(M&A担当)、モニター・カンパニー日本代表などを歴任。
2005年から2010年まで東京大学特任教授。2010年から2013年まで東京大学総長室アドバイザー。2013年から2016年3月まで立命館大学大学院客員教授を務める。
著書に『図解EV革命』(毎日新聞出版)、『日本経済の勝ち方 太陽エネルギー革命』 (文春新書)、『電気自動車』(ちくまプリマー新書)、『手に取るように地球温暖化がわかる本』(ちくまプリマー新書)、『手に取るように地球温暖化がわかる本』(かんき出版)など多数。

【目次抜粋】
1章 テスラに抜かれる日本車
「テスラがトヨタ超え」の衝撃/ガソリン車の需要は復活しない など
2章 中国・韓国の猛追
韓国勢が日産「リーフ」を抜く/日本車メーカー「本当の競争力」 など
3章 なぜ水素は普及しないのか
トヨタの戦略に「3つの疑問」/実はメリットがない「アンモニア発電」 など
4章 電気で負ける日本車
テスラの太陽光発電ビジネス/ソフトバンクが進めるメガソーラー など
5章 過熱するバッテリー戦争
電池の王者CATL/ビル・ゲイツが支援する全固体電池メーカー など
6章 ビジネスモデルの敗北
日本車メーカーが下請けに?/BaaSがもたらす価格破壊 など
7章 どうすれば生き残れるのか
HVとFCVに見切りをつけよ/戦略的に「下請け」となることも模索せよ など

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tetsubun1000mg

13
欧米、中国、韓国の自動車メーカーと比べると大きく後れを取っているように見える国産メーカーだが、実態はどうなのか気になった。 日産もリーフは出したがそのあとがほんとに続くのか? トヨタは一気に発売予定といってドーンとCMで出したが今年発売は1車種だけという状況。 日本政府も欧米の後追いで目標を公表したが、自主的に検討したのかあやしい雰囲気。 この本を読むと水素自動車もEVに駆逐されそうだしエネルギー効率は悪いしと評判は良くないようだ。 来年車検なので検討材料にしようと思うのだが、2,3年待った方が良さそう。2022/03/02

TK39

7
トヨタの動向に左右されることが多い自動車業界。ソニーに参入などでEV化が加速されるだろうか。ホンダもバッテリーはGMだし、日本メーカーが下請けになる可能性はあるし、いくつかは無くなるだろうか。コネクテッドカー含め、日本は危機感がないのは間違いないか。2022/04/10

モーモー

7
自動車業界の未来について。環境問題の高まりにより、EVへの移行は政治問題として変更は不可能。その中で変化できない日本メーカーの遅れが目立つ。 自動車だけでなく、EVと太陽光発電、蓄電池を合わせた環境循環を考えた施策が必要2022/03/12

はやたろう

4
いつの間にか世界の車の主流はEVになっていて日本メーカーが後塵を拝しているようだ。EVなんてと思ってたけど、世界的にみるとそうはいかないようだ。トヨタも頑張ってほしい。2022/05/18

お抹茶

2
世界は既にEVの時代ということを主張。カーボンニュートラルのため,急速に進む脱ガソリン・脱ハイブリッドの動きに日本は取り残され,ガラパゴス化している。水素燃料電池車は,水素を作る過程で天然ガスに含まれる炭素が大量に二酸化炭素となって排出され,エネルギー効率も非常に悪い。電池や生産体制の変革により,EVは高くて航続距離が短いというイメージは急速に変わりつつある。トヨタやホンダの動きはまだ鈍いが,なぜ日本は消費者も含めてEVに消極的なのだろうか。自動車業界だけでなく電子部品業界の行く末を案じる内容。2023/05/17

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