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内容説明
成長至上主義の病から脱け出さないと、日本企業には未来はない。それでは、企業として何を追求するべきなのか。腕時計、ピアノ、鉄鋼などのケースを使って、日本企業が採るべき道を示す。
目次
はじめに
第1章 本当に成長戦略ですか? ――日本が歩んだ衰退の道
第2章 本当にイノベーションですか? ――腕時計が刻んだ逆転劇
第3章 本当に品質ですか? ――ピアノが奏でた狂想曲
第4章 本当に滲み出しですか? ――鉄が踏んだ多角化の轍
第5章 本当に新興国ですか? ――日本が教えた開国攘夷策
第6章 本当に集団経営ですか?――こうしたい! 日本企業
おわりに
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mzo
7
これも隣の部の部長さんが貸してくれた本。こっちの方が面白かったかな。企業の成長至上主義、それを実現するためのイノベーション、品質重視、多角化経営等の戦略に対し、セイコー、ヤマハ、新日鐵等の例を引きながら警鐘を鳴らしている。企業にまず必要なのは、事業を通じて世界を変えるという志。利益や成長は単なる成果。改めて考えれば当然のことなのだが、読んでてはっとなったのも事実でした。2011/11/03
とみぃ
3
★★☆☆☆ 戦後復興期の日本企業の発展要因を冷静に分析されており、参考になった。今後の中国については日本の30年シフトに沿うと予測されており、同じ轍を踏むことになるのか見守りたい。2021/06/25
メルセ・ひすい
2
15-67.68 ☆「リ・インベンション」、歴史に残る発明を取り上げ、一からやりなおす! ★自社の「やりたい仕事」を精密に定めることこそ、経営戦略の第一歩となる。それは、集団が合議で決めることではない。卓越した個人の心の叫びに従うものである。…スピスピっっ。 成長ありきの経営は、もう止めよう。腕時計、ピアノ、鉄などの事例から、日本企業がはまった落とし穴を検証。イノベーション、品質、多角化、国際化の難しさと恐さを示し、日本企業がとるべき道を探る。2011/10/08
ろぶくん
1
あとからではなんでも言える的な内容が多い感じがするが、それだけ難しいのが戦略であり、間違うと大変なことになる、そういう教訓として受け止めました。2018/04/20
ishicoro
1
セイコー、ヤマハの例など成長期から低迷期へ落ちていく例は今後の中国企業などを眺めるよいものさしとなりそう。また日本企業の傾向の多角化傾向として傾向総合xx企業といった滲み出し型が多いと言う点もなるほど、と思わされた。自社戦略やキャリアプランを俯瞰する意味でなかなか参考になる内容でした。2014/09/13