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内容説明
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助は山からやってきた。にんげんどもにわるさをするために。なにせ、助は鬼の子だった。いちばんのわるさをして、りっぱな鬼になりたかった―。優しく、悲しい鬼の物語。
(※本書は2005/11/1に発売し、2022/2/10に電子化をいたしました)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
7
好きだ好きだと愛されて育った鬼の助。人間を食って箔をつけようと里へ降りてきたが、どうにも食う気迫が削がれてしまう。それほどに「あんたが好きだ」ということばは、助の心に食い込む。鬼だって愛を知る。人として死んだ助は、きっと幸せだったはず。2020/02/10
雨巫女。@新潮部
6
《図書館-季節》助が、鬼から人となり、幸せでいてほしかった。戦は嫌だ。2016/01/26
あめり
2
じわ~っとくる。助が何度も聞いた言葉、それを助はず~っと流し聴いていて、自分がそんな言葉を口にするなんて思っていなかっただろうに…。でもその言葉を口にできたからこそ助は、本当に人間として存在できたんだなぁ…なんて思っちゃいました。2013/02/11
mari
2
泣いた!すごくいい本です!絵もインパクトがありながら美しい。ハクレンの花を見るたびに助を思い出す。手元に置いておきたい絵本。2012/05/20